2016年 研究発表会
2016年(第16回)研究発表会については、6月9日(木)・10日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成28年6月9日(木) | ||
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EIWAC2015基調講演に見るATM/CNSの将来展望 研究企画統括 小瀬木滋 |
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航空交通管理に関する研究について 航空交通管理領域長 中島徳顕 |
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1 | 成田空港における出発便の走行機数調整のシミュレーション検証 出発便の走行機数を調整することで空港面交通流を円滑化する手法について、成田空港を対象としたシミュレーション検証の結果を報告する。 ※山田泉、住谷美登里、青山久枝、マーク ブラウン(航空交通管理領域) |
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2 | 軌道ベース運用における二次元飛行経路に関する一考察 運航者の希望する飛行の実現が、軌道ベース運用(TBO)コンセプトのひとつである。ファストタイムシミュレーション実験から二次元的な飛行経路に関する課題を抽出し、TBO 下での運用を考察する。 ※平林博子、マーク ブラウン、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル(航空交通管理領域) |
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3 | 航空機の質量と気象データが運航性能推定に及ぼす影響 将来の軌道ベース運用に向けて、航空機の質量と気象データが運航性能推定に及ぼす影響についての議論は不可欠である。これらについて行った定量的な評価の結果を報告する。 ※ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、マーク ブラウン(航空交通管理領域) |
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4 | 中期コンフリクト検出技術の必要性と課題 将来の航空管制運用において、潜在的なコンフリクト(中期コンフリクト)検出が必要と考えられる。本発表では、中期コンフリクト検出技術の技術的課題について紹介する。 ※平林博子、瀬之口敦、白川昌之(航空交通管理領域) |
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5 | メッシュ型航空機間コンピュータネットワークの提案 既存の航空機搭載無線通信システムを可能な限り活かした、航空機間のコンピュータネットワークを構成する方法の提案と、その予備実験結果を報告する。 ※金谷一朗(長崎県立大学情報システム学部) |
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6 | 継続上昇運航(CCO)に関する研究 継続上昇運航の軌道を消費燃料最小化の観点から求めた結果を示す。特に降下機との干渉がある場合の順序最適化を含めた例を紹介する。 ※上野誠也(横浜国立大学)、虎谷大地(航空交通管理領域) |
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7 | 関西空港への継続降下運航(CDO)の現状と改善点 関西空港では深夜・早朝時間帯でCDOが運用されている。承認されたCDOの中止要因を分析し、CDO を継続するための条件を検討したので報告する。 ※福島幸子、平林博子、岡恵、伊藤恵理、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル(航空交通管理領域) |
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8 | RNP AR機最優先方式での従来機との混合運用の可能性 RNP AR機最優先の条件下で管制リアルタイムシミュレーション実験を行った。その結果見えてきたRNP AR 機と従来機との混合運用の実現可能性について報告する。 ※天井治、松岡猛(航空交通管理領域) |
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航法システムに関する研究について 航法システム領域長 福田豊 |
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9 | アジア太平洋地域電離圏脅威モデルの開発 ICAOアジア太平洋地域において、当研究所が主導してきた電離圏データ収集・共有と地域共通電離圏脅威モデルの開発について紹介する。 ※齋藤享、吉原貴之、坂井丈泰(航法システム領域) |
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10 | 高精度なRAIM予測に向けた提案 RAIM予測サービスの現状分析と、より実態に近いRAIM予測の提供に向けた改善策について報告する。 ※麻生貴広、坂井丈泰、毛塚敦、 北村光教(航法システム領域) |
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11 | GBASに適合した衝突危険度モデルの開発と現状 現行の衝突危険度モデルの概要と近年の動向、及びGBASに適合した衝突危険度モデルの開発へ向けた取り組みについて報告する。 ※森亮太(航空交通管理領域)、福島荘之介(航法システム領域) |
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12 | GPS L5信号の新航法メッセージの利用可能性 GPSのL5信号が配信する新しい航法メッセージ(CNAV)について、次世代SBASにおける利用可能性を評価する。 ※北村光教、麻生貴広、坂井丈泰(航法システム領域) |
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13 | ILSローカライザと隣接帯域の新放送システムとの共用条件の検討 ILS(計器着陸装置)のコース情報を与えるローカライザ装置と下側周波数帯に新設された放送システムの共用条件について、手法と検討結果を示す。 ※福島荘之介、齊藤真二(航法システム領域) |
第2日 平成28年6月10日(金) | ||
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監視通信に関する研究について 監視通信領域長 仲田貴文 |
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14 | 滑走路異物探知用ミリ波レーダシステムの実証実験 光ファイバ接続型96 GHz帯ミリ波レーダを用いた空港面異物監視システムについて、成田空港で実施している実証実験の進捗を報告する。 ※二ッ森俊一(監視通信領域)、柴垣信彦(日立製作所)、森岡和行、河村暁子、岡田国雄、米本成人(監視通信領域) |
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15 | SWIM実証実験の報告と分析 航空交通情報共有基盤(SWIM)の最新技術動向を紹介し、Mini Global IIというSWIM国際実証実験の報告に基づいて、SWIMの構築技術を分析する。 ※呂暁東、古賀禎、住谷泰人、塩見格一(監視通信領域) |
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16 | ハイブリッド監視システムによる航空機監視実験 当研究所で開発したハイブリッド監視システムによる航空機監視実験の結果について報告する。 ※古賀禎(監視通信領域) |
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17 | WAM受信局配置設計に向けた信号検出率測定 我が国で導入が開始された広域マルチラテレーションは、受信局配置が性能に大きく影響するため、その配置設計の性能指標となる信号検出率について、測定・モデル化した結果を報告する。 ※長縄潤一、宮崎裕己、田嶋裕久(監視通信領域) |
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18 | マルチスタティックレーダによる航空機監視技術の研究について 新型監視レーダとして注目されるマルチスタティックレーダ(MSPSR)について、研究の位置づけと当研究所における研究状況について紹介する。 ※本田純一、大津山卓哉(監視通信領域) |
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19 | LDACS1のビット誤り率特性の改善 対空用データリンクLDACS1のマルチパスフェージング環境下におけるビット誤り率特性の改善方法について報告する。 ※北折潤、塩見格一(監視通信領域) |
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20 | AeroMACSの基地局配置及びハンドオーバに関する検討 本発表では、次世代空港面通信技術AeroMACS(Aeronautical Mobile Airport Communications System)について、平成27年度に実施した仙台空港における地上実験の概要について報告する。 ※森岡和行、長縄潤一、本田純一、金田直樹、二ッ森俊一、河村暁子、富田武、米本成人、住谷泰人(監視通信領域) |
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21 | 発話音声で個々人の日常的健全性の確認を 発話音声分析技術の現状について説明し、スマートフォンをプラットフォームとしたアプリケーションの可能性について述べる。 ※塩見格一(監視通信領域) |
公募型研究成果ポスター発表 | ||
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1 | 航空交通管制サービス環境におけるユーザ中心設計を用いたユーザインタフェースデザインに関する研究 山崎和彦/ 福地悠人/ 永田翔香(千葉工業大学 山崎研究室) |
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2 | CDOにおける円滑な合流および交通流の形成のための飛行軌道の研究 武市昇(首都大学東京 武市研究室) |
(※印は、講演者)