2011年 研究発表会
2011年(第11回)研究発表会については、6月16日(木)・17日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成23年6月16日(木) | ||
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電子航法研究所の長期ビジョンの見直しについて 研究企画統括 山本憲夫 |
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CNSに関する研究について 通信・航法・監視領域長 藤井直樹 |
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1 | GBASの大規模空港への設置に関する-検討 GBAS(地上型衛星航法補強システム)の大規模空港への設置を検討するため、電子航法研究所が開発したプロトタイプの各機器の配置を検討し、関西国際空港に設置した。検討結果と設置の概要について報告する。 ※福島荘之介・齊藤真二・吉原貴之・齋藤享・藤田征吾・工藤正博※1(通信・航法・監視領域) ※1現・国土交通省 東京航空局 |
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2 | 実験用GBAS機上装置によるVDB受信試験 関西空港に設置したプロトタイプGBAS地上装置のVDBの受信評価実験を実験用GBAS機上装置を用いて実施した。その概要と結果について報告する。 ※齊藤真二・福島荘之介・藤田征吾・齋藤享・吉原貴之・工藤正博※1(通信・航法・監視領域) ※1現・国土交通省 東京航空局 |
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3 | 準天頂衛星L1-SAIF補強信号の技術実証実験 準天頂衛星システムが放送するL1-SAIF補強信号について、技術実証実験を実施した結果を報告する。 ※坂井丈泰・福島荘之介・伊藤憲(通信・航法・監視領域) |
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4 | COCRとATN空/地アプリケーションについての検討 将来の航空管制用の無線通信の運用概念と要件について、ユーロ・コントロールとFAA(連邦航空局)により検討が進められているCOCR(将来無線システムのための通信の運用概念と要件)とANT(航空通信網)空/地アプリケーションとの関連についての検討結果について報告する。 ※板野賢(通信・航法・監視領域) |
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5 | 対空データリンクL-DACS物理層の実装 VDLモード2より高速伝送可能な対空用データリンクL-DACSの物理層を評価するために、GNURadioを使って実装を試みた。本実装の概要とその評価結果について報告する。 ※北折潤・住谷泰人・石出明(通信・航法・監視領域) |
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6 | 空港面監視用マルチラテレーショシステムについて 我が国において運用が開始された空港面監視用マルチラテレーションについて、当研究所のこれまでの 技術開発および導入評価で蓄積した技術を基に、システム構築に必要な技術要件等について報告する。 ※上田栄輔※2・宮崎裕己・角張泰之・二瓶子朗(通信・航法・監視領域)、古賀禎(機上等技術領域) ※2現・国土交通省 航空局 |
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7 | 光ファイバ接続型受動監視システム(OCTPASS)の試作と動作検証試験 空港面監視用マルチラテレーションの耐干渉性の強化が期待される新しい方式として当研究所が考察 した「OCTPASS」について、実験装置の概要と動作検証試験について報告する。 ※角張泰之・二瓶子朗・上田栄輔※2・宮崎裕己・島田浩樹(通信・航法・監視領域)・古賀禎(機上等技術領域) ※2現・国土交通省 航空局 |
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8 | 広域マルチラテレーションの評価試験 当研究所で開発を進めている広域マルチラテレーションに関して、羽田空港周辺に設置した実験装置の概要と初期評価について報告する。 ※宮崎裕己・上田栄輔※2・角張泰之・二瓶子朗・島田浩樹(通信・航法・監視領域)・古賀禎(機上等技術領域) ※2現・国土交通省 航空局 |
第2日 平成23年6月17日(金) | ||
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ATMに関する研究について 航空交通管理領域長 藤森武男 |
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9 | 運航実績データによる飛行距離の予測性の検討 飛行距離の飛行計画値と運航実績値を比較することで、航空機航跡の飛行計画からの逸脱を解析したので報告する。 ※蔭山康太・秋永和夫・福田豊・宮津義廣(航空交通管理領域) |
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10 | 北太平洋の経路システムに関する検討 NOPAC経路のより柔軟な運用のために、飛行方向や飛行高度の運用の変更、利用者設定経路の導入による便益や課題について報告する。 ※福島幸子・住谷美登里・福田豊(航空交通管理領域) |
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11 | 航空気象情報可視化ツールの開発 気象情報と航空機の情報を同一の画面に3次元で可視化して表示する、航空気象情報可視化ツール「AWvis」の開発について報告する。 ※新井直樹・福田豊・白川昌之・瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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12 | 飛行速度調整による時間管理の検討 軌道ベース運用における時間管理のため、航空機の飛行性能モデルから算出した飛行時間の調整範囲とその4次元軌道について報告する。 ※福田豊・白川昌之・瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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13 | 羽田空港における航空機地上運航の滞留に関する分析 羽田空港のマルチラテレーション監視データを元に、空港面の混雑により航空機の地上運航中に発生する滞留の特徴を分析する手法について報告する。 ※山田泉・青山久枝・福田豊・森亮太(航空交通管理領域) |
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14 | 羽田空港における地上走行のシミュレーション評価 羽田空港の地上タキシングの簡易シミュレーション手法を開発し、地上における航空機のタキシング削減可能時間を概算したので報告する。 ※森亮太・青山久枝・山田泉(航空交通管理領域) |
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機上等領域に関する研究について 機上等技術領域長 田嶋裕久 |
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15 | 代表的な航空機を用いた携帯電話電波の影響評価 携帯電話等の電子機器を航空機内で使用した場合に起こりうる電磁干渉の可能性を代表的な航空機での測定データを用いて評価を行ったので報告する。 ※米本成人・河村暁子・二ツ森俊一・磯崎栄寿・山田公男・朝倉道弘(機上等技術領域) |
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16 | 監視システムの性能要件に関する一考察 監視システムの技術性能要件の要素である精度や遅延の要件を導出する事例について報告する。 ※小瀬木滋・大津山卓哉・古賀禎(機上等技術領域)・住谷泰人(通信・航法・監視領域)・伊藤恵理(航空交通管理領域) |
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17 | 拡張スキッタによる交通情報配信の開発と評価 拡張スキッタによるTIS-B装置の飛行実験によるシステム評価結果とその応用例について報告する。 ※大津山卓哉・小瀬木滋・塩地誠・三垣充彦(機上等技術領域) |
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18 | SSRモードSのネットワークの開発 当所で開発したSSRモードSネットワークの概要と評価試験の結果について報告する。 ※古賀禎・上島一彦(機上等技術領域)・宮崎裕己(通信・航法・監視領域) |
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19 | 受動型SSR試作開発の成果と今後の課題 試作開発した受動型SSRの機能構成と実現された性能について紹介する。更なる発展性についても、その可能性を紹介する。 ※塩見格一(機上等技術領域)・瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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20 | 発話音声による心身状態評価技術の現状と展望 発話音声から算出される診断値の性質や、その含む誤差について説明し、実現可能な発話音声分析装 置の機能・性能についての展望を報告する。 ※塩見格一(機上等技術領域) |
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21 | 発話音声を用いた人間の特性評価の可能性 これまでに収集した小学生から高齢者までの発話音声のカオス論的指数値と性や年齢及び服薬状況等 との関係を分析した結果を示し、人間の特性評価の可能性について紹介する。 ※佐藤清・塩見格一・及川太(機上等技術領域) |
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(※印は、講演者)