2019年 研究発表会
2019年(第19回)研究発表会については、6月6日(木)・6月7日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 令和元年6月6日(木) | ||
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電子航法研究所における研究開発の現況と展望 電子航法研究所における研究開発の現況と展望について、説明を行う。 研究計画課長 植木隆央(特別研究主幹) |
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航法システム領域に関する研究について 航法システム領域長 福田豊 |
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1 | GBAS VDBの覆域評価手法に関する検討 GBAS VDBの覆域を空港面に形成する際の新たなシミュレーション評価方法および覆域劣化がGBAS運用へ与える影響について示す。 ※毛塚敦、斉藤真二、須賀良介(青山学院大学)、平井翔太朗(青山学院大学)、黒田哲史(青山学院大学)、橋本修(青山学院大学) |
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2 | MC/MF GBAS実験用装置の開発 次世代GNSSとして複数衛星系・複数周波数GNSS信号を用いるGBASの補正方式の検討状況と、実験用地上・機上装置の開発状況について報告する。 ※齋藤享、吉原貴之 |
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3 | 準天頂衛星システムによるSBASサービス 規格化が進められているL5 SBASについて、準天頂衛星から送信することで高緯度地域に対して有効なサービスとする考えを述べる。 ※坂井丈泰、北村光教、麻生貴広、星野尾一明 |
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4 | 後方乱気流管制間隔の詳細化と安全性及び導入効果の評価 国際的に後方乱気流管制間隔を詳細化し、見直すRECATフェーズ1が導入されつつある。本発表では、必要となる安全性及び導入効果の評価について紹介する。 ※吉原貴之、藤井直樹、瀬之口敦(航空交通管理領域)、山田泉(航空交通管理領域) |
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監視通信領域に関する研究について 監視通信領域長 福島幸子 |
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5 | ADS-B位置検証技術の評価 なりすましや不正航跡への対策であるADS-B位置検証技術について、これまでの評価と考察を報告する。 ※長縄潤一、宮崎裕己、田嶋裕久 |
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6 | 航空機内データ通信における国際標準化動向および電磁環境評価 航空機内データ通信(Wireless Avionics Intra-Communications, WAIC)について最近の国際標準化動向および当所で実施しているWAIC周波数帯電磁環境評価法を報告する。 ※二ッ森俊一、森岡和行、河村暁子、米本成人、日景隆(北海道大学)、関口徹也(北海道大学)、野島俊雄(北海道大学) |
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7 | 空地統合SWIMに関する研究開発 軌道ベース運航(TBO: Trajectory Based Operations)の実現に必要な空地統合SWIMの概念を紹介し、提案した空地情報交換技術を用いた地上走行実証実験の結果を報告する。 ※呂暁東、森岡和行、住谷泰人、長縄潤一、米本成人 |
第2日 令和元年6月7日(金) | ||
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航空交通管理領域に関する研究について 航空交通管理領域長 中島徳顕 |
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8 | 成田空港のスポット出発時刻調整の適用条件に関する考察 空港面の混雑緩和のため行われるスポット出発時刻調整について、地上走行の時間管理に用いるための適用条件をシミュ レーションにより検討した結果を報告する。 ※山田泉 |
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9 | 中期コンフリクト検出技術の高度化に関する考察 20分程度先までの航空機の飛行軌道を予測して潜在的なコンフリクトを検出する中期コンフリクト検出技術について、データリンクを活用した高度化に関する考察結果を報告する。 ※瀬之口敦、平林博子、白川昌之 |
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10 | ハザード解析における事前確率の効率的な推定方法について 定量的ハザード解析に不可欠なハザード発生の前提条件が満たされる確率(事前確率)を効率的に推定する方法について報告する。 ※天井治、住谷美登里、松岡猛 |
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11 | 航空交通流管理と到着間隔づけの相互運用性の検討 航空交通流管理手法(出発制御時刻(EDCT)・フィックス離脱時刻(CFDT)割り当て)と、到着段階での間隔づけに用いられるPoint Merge System(PMS)の相互運用性を検討するためのシミュレーションについて報告する。 ※虎谷大地、武市昇(首都大学東京)、岡恵 |
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12 | 管制経験者によるCDO運用拡大に必要な要件の検討 継続降下運航(CDO)運用における課題抽出、及び拡大に必要な要件の検討のために、管制経験者によるシミュレーションを行ったので、その結果を報告する。 ※平林博子、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、虎谷大地 |
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13 | 実験的アプローチによる固定飛行経路角降下の一検討 固定降下角(Fixed Flight Path Angle, Fixed-FPA)運用について、ファストタイム及びリアルタイムシミュレーションと実機を用いた実験による妥当性評価をする。 ※ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、虎谷大地 |
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14 | 安全間隔を考慮したCCO(継続上昇運航) CCO機の経路に干渉する降下機の存在を確率変数として扱い、安全間隔を確保した上昇経路を最適制御理論により求めた。 ※上野誠也(横浜国立大学)、平林博子、虎谷大地 |
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15 | グラフ探索理論に基づいた軌道最適化について より実用的な最適軌道生成方法を目指して、グラフ探索理論を適用してみた。概念実証の予備結果とツール開発について報告する。 ※ブラウン マーク、平林博子、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、虎谷大地 |
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16 | 北米便に対する上空通過機と日本出発機のモデリング 太平洋上における日本上空通過機と出発便に関する交通流シミュレーションのモデルを構築し、モデルの妥当性を検証する。 ※村田暁紀(電気通信大学)、髙玉圭樹(電気通信大学)、ブラウン マーク、虎谷大地、平林博子 |
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17 | 空域編成に対する2つの最適化アプローチ 効率的な空域の利用には航空交通流に適した空域編成が不可欠である。数理最適化の手法の空域編成への適用を検討した結果を示す。 ※猿渡康文(筑波大学)、伊豆永洋一(筑波大学)、鵜飼孝盛(防衛大学校)、蔭山康太 |
(※印は、講演者)