2021年 研究発表会 ポスターセッション

※ 発表会終了後にCisco WebExを使用し、各項目1分程度で解説させて頂きます。

航空交通管理領域

【Room1】 6月10日(木)15:50 ~

1)負荷平準化指向の離散的空域編成

取り扱い機数に応じて各セクタの境界線を決定する空域編成手法を提案し、我が国の空域に適用した例を示す。提案手法は、数理最適化に基づく。

講演者
猿渡 康文(筑波大学)、鵜飼 孝盛(防衛大学校)、鳥海 重碁(中央大学)、蔭山 康太

負荷平準化指向の離散的空域編成(PDF 488KB)

2)機械学習を活用した飛行時間予測精度の改善

飛行計画や航空機性能データから算出した飛行時間について、多数の航空機の実際の飛行時間を教師データとした機械学習を施すことにより予測誤差を改善させる方法を紹介する。

講演者
岡 恵、蔭山 康太、中村 陽一、虎谷 大地

機械学習を活用した飛行時間予測精度の改善(PDF 447KB)

3)統合管制情報処理システムのデータに関する調査

統合管制情報処理システムのデータに関する調査結果および抽出した航空交通状況例を報告する。

講演者
住谷 美登里

統合管制情報処理システムのデータに関する調査(PDF 695KB)

【Room2】 6月10日(木)15:50 ~

1)無人航空機と有人航空機の空域共存に向けて

航空交通管理領域における無人航空機に関する研究成果から、すでに確立されている航空機の空域運用を踏まえ無人航空機飛行との共存を考える。

講演者
平林 博子、虎谷 大地、河村 暁子

無人航空機と有人航空機の空域共存に向けて(PDF 646KB)

2)レーダー監視下RNP2経路における横間隔短縮の検討

今後国内への導入が予定されているレーダー監視下のRNP2経路間に必要な横間隔について検討を行い、その結果が出たので報告する。

講演者
森 亮太

レーダー監視下RNP2経路における横間隔短縮の検討(PDF 297KB)

3)福岡FIRの高高度空域におけるフリールーティング概念について

軌道ベース運用(TBO:Trajectory-Based Operations)の概念において、運航者が最適な経路を運航できるため、航空交通管理(ATM:Air Traffic Management)システムはできる限り自由な計画経路(フリールート)を可能としなければいけない。そのため、本研究はヨーロッパのフリールート空域(FRA:Free Route Airspace)概念の適用を検討し、福岡FIRの高高度空域にFRAの導入を提案した。フリールーティングの概念、FRA空域設計と潜在便益の一つの例を上げ、FRAの導入に当たる課題と段階的な導入計画を提案する。

講演者
ブラウン マーク、平林 博子、ナヴィンダ キトマル ビクラマシンハ、村田 暁紀、虎谷 大地、長岡 栄

福岡FIRの高高度空域におけるフリールーティング概念について(PDF 361KB)

4)羽田空港D滑走路出発便の地上走行における順序付けに関する考察

羽田空港のD滑走路出発便を対象として、予め計画された離陸時刻を達成するための地上走行中の順序付けの可能性についてシミュレーションを用いて分析したので結果を報告する。

講演者
山田 泉、青山 久枝

羽田空港D滑走路出発便の地上走行における順序付けに関する考察(PDF 442KB)

監視通信領域

6月9日(水)15:45 ~

1)モードSトランスポンダの応答遅延特性の計測

仙台空港に設置した実験用MLAT装置を用い、運航中の航空機のモードSトランスポンダの応答遅延特性を計測した。その計測手法と結果を報告する。

講演者
角張 泰之、古賀 禎

モードSトランスポンダの応答遅延特性の計測(PDF 488KB)

2)ADS-B導入に向けた脆弱性対策と補完用WAM技術の開発

ADS-B導入に向けた研究成果として、脆弱性である不正位置への対策技術ならびにGPS障害時にWAMがADS-Bを補完するために必要な時刻同期技術を紹介する。

講演者
長縄 潤一、宮崎 裕己、田嶋 裕久

ADS-B導入に向けた脆弱性対策と補完用WAM技術の開発(PDF 826KB)

3)GPS時刻参照による楕円測位誤差の基礎評価

送受信各局が独立にGPS時刻を参照する楕円測位システムにおいて、楕円測位での算出距離の誤差を、ADS-B位置情報に対して評価する。

講演者
北折 潤、井上 諭、塩見 格一(客員研究員)

GPS時刻参照による楕円測位誤差の基礎評価(PDF 432KB)

4)パッシブレーダによる移動体検出について

本発表では、独立非協調監視システムの研究で開発した送受信機を分離したパッシブレーダに基づいた監視システムについて、システムの概要と移動体からの散乱波の推定について述べる。

講演者
本田 純一、大津山 卓哉

パッシブレーダによる移動体検出について(PDF 630KB)

5)ILS電波干渉シミュレータの開発状況報告

ILS信号干渉問題について、国内の各種伝搬環境に適用するためのシミュレータの開発を進めている。昨年度よりさらに機能を追加して解析できる環境が増えた。本発表では解析手法の概要と適用できる環境について紹介する。

講演者
本田 純一、松永 圭左、毛塚 敦、田嶋 裕久

ILS電波干渉シミュレータの開発状況報告(PDF 903KB)

6)無人航空機の監視における有人機向け技術の応用

監視通信領域における無人航空機に関する研究から、有人機向け監視技術の無人航空機の応用について検討した結果を報告する。

講演者
河村 暁子、森岡 和行、二ッ森 俊一、米本 成人、角張 泰之

無人航空機の監視における有人機向け技術の応用(PDF 546KB)

7)ミリ波を用いたヘリコプタ障害物監視支援技術

ミリ波技術を活用したヘリコプタ障害物監視支援システムについて、前方監視および全周監視支援システムの研究概要を紹介する。

講演者
二ッ森 俊一、森岡 和行、河村 暁子、米本 成人

ミリ波を用いたヘリコプタ障害物監視支援技術(PDF 777KB)

8)滑走路上の薄い水や氷の膜厚を計測する技術の開発

本発表では、滑走路状態コードの境目である3㎜厚さ付近の水膜や氷膜の厚さを滑走路脇から計測する手法の検討結果を報告する。また、可視光と赤外線レーザーを使った実験機による、1~3㎜厚さの様々な物体の実験結果について報告する。

講演者
米本 成人、河村 暁子、二ッ森 俊一、森岡 和行

滑走路上の薄い水や氷の膜厚を計測する技術の開発(PDF 490KB)

9)飛行実証実験による空地統合SWIMに関する検討

実験用航空機を用いて仙台空港で実施した飛行実証実験の結果を報告し、機上と地上システム間の情報共有により新たなSWIMサービスの可能性も検討する。

講演者
呂 暁東、森岡 和行、古賀 禎

飛行実証実験による空地統合SWIMに関する検討(PDF 398KB)

2021年 研究発表会に戻る

TOP