2015年 研究発表会
2015年(第15回)研究発表会については、6月4日(木)・5日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成27年6月4日(木) | ||
---|---|---|
ENRIの新しい研究長期ビジョンについて 研究企画統括 藤井直樹 |
||
航空交通管理に関する研究について 航空交通管理領域長 藤森武男 |
||
1 | 運航速度データベースに基づく軌道予測の評価 国内空域を飛行する航空機の運航速度データベースを構築し、これを参照して軌道予測を行う手法について評価した結果を報告する。 ※瀬之口敦、白川昌之、平林博子(航空交通管理領域) |
|
2 | 国内定期旅客便の運航効率の客観分析に関する研究 監視情報から運航効率を推定する手法を提案し、電子航法研究所のSSR Mode Sレーダデータを用いて解析を行ったので結果を報告する。 ※宮沢与和、原田明徳、小塚智之、重冨貞成(九州大学)、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、マーク ブラウン(航空交通管理領域)、福田豊(航法システム領域) |
|
3 | 高速シミュレーションによる到着機処理の比較 高速シミュレーションは施策導入による便益の推定に有効な手法であるが、信頼性の高い結果の取得には、実運用を再現したモデルの構築が必要とされる。本発表では到着機の順序・間隔付けを例としてシミュレーション・モデルを構築し、実運用の再現性を検証した結果を示す。また、構築モデルを用いて順序・間隔付けの施策導入の効果を予測する。 ※蔭山康太、秋永和夫、宮津義廣(航空交通管理領域) |
|
4 | 成田空港の地上走行時間の特性について 成田空港の空港面交通データを用いて、各地上走行フェーズでの走行時間の特性から、予測のための基準となる時間を推定する手法について報告する。 ※住谷美登里、山田泉、青山久枝、マーク ブラウン(航空交通管理領域) |
|
5 | 出発時刻調整による空港面交通の滞留軽減効果の推定 成田空港の空港面交通データを用いて、空港面における出発便の滞留を軽減するスポット出発時刻調整を導入した場合の効果を試算した結果を述べる。 ※山田泉、住谷美登里、青山久枝、マーク ブラウン(航空交通管理領域) |
|
6 | RNP ARと従来方式の混在環境の管制リアルタイムシミュレーション RNP AR進入方式とILS進入方式の混在環境における航空管制リアルタイムシミュレーション実験の概要と結果を報告する。 ※天井治、松岡猛(航空交通管理領域) |
|
7 | フルフライトシミュレータによる継続降下運航の効果の検討 羽田空港への継続降下運航をフルフライトシミュレータにより理想的な降下や到着時刻の微調整を 模擬したので結果を報告する。 ※福島幸子、平林博子、岡恵、伊藤恵理、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル(航空交通管理領域) |
|
監視通信に関する研究について 監視通信領域長 小瀬木滋 |
||
8 | 電子航法研究所の発話音声分析技術 音声に対して定義するカオス論的な特徴量の意味を説明する。カオス論的な特徴量により身体機能や大脳機能の評価が可能と考えられる根拠を述べ、検証された実験結果等を紹介する。 ※塩見格一(監視通信領域) |
|
9 | SWIM構築技術の分析と実証実験 航空交通情報共有基盤を導入するため、欧米のSWIM 構築技術を分析し、Mini Global Demonstrationという実証実験を紹介し、分析結果を報告する。 ※呂暁東、古賀禎、塩見格一、住谷泰人(監視通信領域) |
|
10 | ADS-B方式高度維持性能監視の誤差要因 RVSM空域を飛行する航空機の安全性確保に必要とされる航空機の高度維持性能を監視するシステムにおいて、ADS-Bデータを用いる方式を日本で導入する場合の誤差要因に関する調査結果を報告する。 ※松永圭左、宮崎裕己(監視通信領域) |
|
11 | 光ファイバ接続型ミリ波レーダによる異物探知技術 電子航法研究所では、光ファイバを用いて高品質レーダ信号を伝送する分散型ミリ波レーダシステムを提案している。本発表では96GHz 帯ミリ波レーダを用いた新たな異物探知技術を紹介する。 ※二ッ森俊一、森岡和行、河村暁子、岡田国雄、米本成人(監視通信領域) |
第2日 平成27年6月5日(金) | ||
---|---|---|
12 | AeroMACSプロトタイプシステムの基本性能評価 電子航法研究所では、次世代空港面通信技術AeroMACS (Aeronautical Mobile Airport Communications System)の実用化に向け、プロトタイプシステムを岩沼分室に構築した。本発表では、平成26年9月に実施した仙台空港での基本性能実験の結果について報告する。 ※森岡和行、金田直樹、二ッ森俊一、河村暁子、富田武、米本成人、住谷泰人(監視通信領域) |
|
13 | 航空路監視用WAM技術の評価について 我が国の航空路監視への導入が決定された広域マルチラテレーション(WAM)について、WAMの概要を説明するとともに、航空路監視で特に必要とされるWAM 技術の評価状況を報告する。 ※宮崎裕己、古賀禎、松永圭左、角張泰之、本田純一、田嶋裕久(監視通信領域) |
|
14 | 光ファイバ接続型受動監視システムの実用化評価 電子航法研究所が提唱したマルチラテレーションである光ファイバ接続型受動監視システム(OCTPASS)に関して、仙台空港で実施した実用化評価について報告する。 ※角張泰之、古賀禎、本田純一、松永圭左、田嶋裕久、宮崎裕己(監視通信領域) |
|
15 | System Wide Information Management(SWIM)ネットワークモデルでのQoS実装 航空機監視情報ネットワークへのサービス品質(QoS)を保証する技術の実装についての検討結果を報告する。 ※中里秀則、Kiratipong Ongkasae(早稲田大学)、 古賀禎、呂暁東(監視通信領域) |
|
航法システムに関する研究について 航法システム領域長 福田豊 |
||
16 | 日本FIRにおけるインドGAGANの性能評価 日本のFIRにおいて、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)として現在インドのGAGANについても受信できる状況にある。そこで、GAGANを使用した際の性能評価の結果を報告する。 ※麻生貴広、坂井丈泰(航法システム領域) |
|
17 | L1-SAIF信号オーストラリア受信実験 準天頂衛星から放送されているGNSS補強信号であるL1-SAIF信号をオーストラリアで受信した結果について報告する。 ※Yong Li、Mazher Choudhury、Chris Rizos(ニューサウスウェールズ大学) |
|
18 | GAST-D地上装置のプロトタイプ評価 新石垣空港で約1年間の長期連続運転しているカテゴリーⅢ GBAS(GAST-D)地上装置のプロトタイプについて評価結果の概要を紹介する。 ※吉原貴之、齋藤享、毛塚敦、星野尾一明、福島荘之介、齊藤真二(航法システム領域) |
|
19 | GAST-D機上実験装置による飛行実験評価 GAST-D機上実験装置を用いて新石垣空港においてGAST-D飛行実験を行ったので、その解析結果を報告する。 齋藤享、※吉原貴之、毛塚敦、齊藤真二、福島荘之介、星野尾一明(航法システム領域) |
|
20 | 新石垣空港におけるVDBの覆域評価 新石垣空港に設置したGBAS-VDB の覆域測定およびシミュレーション結果を報告する。 ※毛塚敦、齋藤享、吉原貴之(航法システム領域) |
|
21 | 地上型衛星航法補強システムの基準局設置条件の検討 地上型衛星航法補強システム(GBAS)の地上局の設置条件について、周辺障害物との離隔等について検討した結果について報告する。 ※齊藤真二、福島荘之介(航法システム領域) |
|
22 | RNP進入とGLSを接続する進入方式の気圧高度差に関する検討 RNP進入のRFレグをGLS に接続して精密進入を実現する新しい精密進入方式(RNP to GLS)と気温による気圧高度の差について検討し、フライトシミュレータによる検証実験の結果を報告する。 福島荘之介、※齊藤真二、山康博(航法システム領域)、森亮太(航空交通管理領域) |
(※印は、講演者)