2009年 研究発表会
2009年(第9回)研究発表会については、6月11日(木)・12日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成21年6月11日(木) | ||
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ATM/機上等に関する研究 | ||
1 | 動態情報を用いる近接予測検出手法の評価 航空機の動態情報を用いるコンフリクト予測検出手法について、従来手法による予測検出と比較した計算機シミュレーションを報告する。 ※瀬之口敦・福田豊(航空交通管理領域) |
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2 | RNAV出発・到着の経路の航跡解析 RNAV出発・到着経路を飛行した航空機の航跡をレーダデータから解析した。経路への追従性、高度、飛行距離、飛行時間などの解析例を報告する。 ※福田豊・白川昌之(航空交通管理領域) |
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3 | 広域航法運航に対する安全性評価のための一手法 広域航法(RNAV)運航に対する衝突リスクを用いた安全性評価のために考案したRNAV機の横方向経路逸脱量の分布の推定手法についての発表。 ※天井治(航空交通管理領域) |
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4 | 航空機性能データを用いた軌道モデル誤差推定 いくつかの航空機について航空機性能データを用い、風の影響を考慮した上昇、巡航、降下プロファイルについて検討する。 ※白川昌之・福田豊・瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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5 | 北太平洋上の東行き最適経路の傾向について 北太平洋上の管制間隔の短縮に伴い、利用者設定経路の要望が高まっている。希望経路を予測し、経路の分布傾向を報告する。 ※福島幸子・福田豊・住谷美登里(航空交通管理領域) |
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6 | SSRモードSによる地上局間識別番号の個別調整技術について SSRモードSの地上局識別番号の個別調整技術について紹介するとともに、本機能の評価実験の結果について報告する。 ※古賀禎・上島一彦(機上等技術領域)、瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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7 | SSRモードSによる航空機の動態情報の取得技術について SSRモードSによる航空機の動態情報の取得技術について紹介するとともに、航空機の動態情報モニタの結果について報告する。 ※古賀禎・上島一彦(機上等技術領域)、瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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8 | 作業信頼性評価技術と有効性検証実験計画 エンジニアリングにおいてヒューマン・エラーの低減を実現しようとするのであれば客観的に計測可能なパフォーマンス指標の導入は必要不可欠であり、我々は、業務作業者に期待される作業信頼性を発話音声から定量的に評価するための技術開発を進めている。 ※塩見格一(機上等技術領域) |
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9 | 地対地通信と情報共有手法の実装に関する考察 航空管制や運航管理のためには様々な情報の共有が必要であるが、情報共有のためのシステムは信頼性確保のために必要な冗長性と、データの無矛盾性(一貫性)の両立が難しい。本発表はこの問題に対して考察を行う。 ※金田直樹・塩見格一(機上等技術領域)、板野賢(通信・航法・監視領域) |
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10 | ILS GPの近傍モニタによる遠方特性推定 ILS GP(Glide Path)の近傍モニタと遠方の信号との相関を向上するため検討している、近傍モニタを多素子アンテナに拡張し、遠方解を推定するモニタアンテナについて報告する。 ※田嶋裕久・横山尚志・朝倉道弘(機上等技術領域)、中田和一(青森大学) |
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11 | 積雪によるローカライザのコース偏位発生抑制法について 青森空港では、積雪時のコース偏位が冬季CATⅢを実施するための障害になっている。本稿では、コース偏位の発生抑制法について述べる。 ※横山尚志・田嶋裕久・朝倉道弘(機上等技術領域)、中田和一(青森大学) |
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12 | 航空機へ周辺航空機情報を送信するTIS-B 周辺航空機の位置情報などを地上から航空機へ知らせる技術であるTIS-Bの概要とその試作について報告する。 ※塩地誠、小瀬木滋、大津山卓哉、三垣充彦(機上等技術領域) |
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13 | 将来の航空監視技術と信号環境の変化 ADS-B、WAM、MS-PSRなど新しい航空監視技術が信号発生量など信号環境に与える影響について概算結果を報告する。 ※小瀬木滋、大津山卓哉、古賀禎(機上等技術領域) |
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研究長期ビジョンと今後の展望について 研究企画統括 山本憲夫 |
第2日 平成21年6月12日(金) | ||
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CNSに関する研究 | ||
14 | MSASの性能向上について(その2) APV-I進入モードの実現に向けたMSASの性能向上方法を解説するとともに予測性能を示し、さらにLPV200進入モードの実現可能性について述べる。 ※坂井丈泰・松永圭左・吉原貴之・伊藤実・星野尾一明(通信・航法・監視領域) |
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15 | 安全性解析のためのGBASプロトタイプに関する研究の概要 H20年度より開始された安全性解析のための地上局補強型衛星航法システム(GBAS)プロトタイプの開発の目的および今後の計画について報告する。 ※工藤正博・藤井直樹・福島荘之介・齊藤真二・吉原貴之・齋藤享・山康博・星野尾一明(通信・航法・監視領域) |
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16 | GPS異常信号検出モニタアルゴリズムの検討 GBASではGPS衛星故障による異常信号を検出する必要がある。GPS信号品質監視装置で得られる相関波形から異常信号を検出するアルゴリズムの検討を行ったので、そのアルゴリズムと試行結果を報告する。 ※齊藤真二・福島荘之介・吉原貴之・齋藤享・工藤正博・藤井直樹(通信・航法・監視領域) |
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17 | GBASのための磁気低緯度電離圏モデル 日本に適したGBASの開発のために、磁気低緯度特有の電離圏現象を考慮した電離圏モデルを用いて行った電離圏の影響解析の結果を報告する。 ※齋藤享・吉原貴之・藤井直樹・星野尾一明・工藤正博・福島荘之介・齊藤真二(通信・航法・監視領域) |
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18 | 日本におけるGBASの電離層モニタ方式に関する検討 日本におけるプラズマバブルを考慮したGBASの電離層脅威モデルに対して、異常を検出するモニタ手法、軽減策の検討と今後の見通しについて報告する。 ※吉原貴之・齋藤享・藤井直樹・工藤正博・福島荘之介・齊藤真二(通信・航法・監視領域) |
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19 | 準天頂衛星L1-SAIF実験局の性能確認 準天頂衛星システムが放送するL1-SAIF補強情報を生成する広域補強実験局について、性能確認を行った結果を報告する。 ※坂井丈泰・福島荘之介・伊藤憲(通信・航法・監視領域) |
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20 | シミュレータによるログオンストーム現象の解析 現用の航空移動衛星通信システムのログオンストーム現象を、当所の航空衛星通信シミュレータで再現し、その緩和策を解析した結果を報告する。 ※住谷泰人・石出明(通信・航法・監視領域) |
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21 | VDLモード2とVHF ACARSの通信性能比較 VDLモード2とVHF ACARSのプロトコルを計算機上で模擬し、運用時の通信性能について比較評価した結果を報告する。 ※北折潤(通信・航法・監視領域) |
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22 | 成田国際空港マルチラテレーション監視システムの導入評価 成田国際空港の滑走路、誘導路及びエプロンエリアにおけるマルチラテレーション監視システムの導入に係る評価結果について報告する。 ※林一夫(企画課)、二瓶子朗・宮崎裕己・上田栄輔・角張泰之(通信・航法・監視領域)、古賀禎(機上等技術領域)、青山久枝・山田泉(航空交通管理領域) |
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23 | 車載型拡張スキッタ送信機の評価試験 車載型拡張スキッタ送信機の概要及び東京国際空港において実施した評価試験結果について報告する。 ※上田栄輔・二瓶子朗・宮崎裕己・角張泰之(通信・航法・監視領域)、林一夫(企画課) |
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24 | 先進型地上走行誘導管制(A-SMGC)実験システムの総合性能試験 仙台空港において、A-SMGC実験システムの総合性能試験を実施したので、システムの概要と試験結果について報告する。 ※二瓶子朗・宮崎裕己・角張泰之・上田栄輔 (通信・航法・監視領域)、林一夫(企画課)、古賀禎(機上等技術領域)、青山久枝・山田泉(航空交通管理領域)、豊福芳典・青木義郎(独立行政法人 交通安全環境研究所) |
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25 | A-SMGCシステム経路設定インターフェイス装置の開発と管制官評価 A-SMGCシステムの経路設定機能を実現するためのインターフェイス装置の概要と、本装置に対して実施した管制官評価について報告する。 ※角張泰之・二瓶子朗・宮崎裕己・上田栄輔(通信・航法・監視領域)、古賀禎(機上等技術領域)、青山久枝・山田泉(航空交通管理領域)、林一夫(企画課) |
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26 | A-SMGCシステム経路設定機能の開発 ―推奨経路生成のための空港面地上走行のモデル化 その2― 航空機の地上走行を模擬する空港面地上走行モデルの設計手法について、仙台空港に適用した結果得られた性能を詳細に検証したので報告する。 ※山田泉・青山久枝(航空交通管理領域)、二瓶子朗・角張泰之・宮崎裕己(航法・通信・監視領域)、古賀禎(機上等技術領域) |
(※印は、講演者)