2006年 研究発表会
2006年(第6回)研究発表会については、6月1日(木)・2日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成18年6月1日(木) | ||
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ATMに関する研究 | ||
1 | 交通流の分散による垂直方向衝突リスクの低減 G581ルートシステムにおいてRVSM環境下での垂直方向衝突リスクの低減を目的とした交通流の分散が行われた。その改編の効果を報告する。 ※天井治・長岡栄(航空交通管理領域) |
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2 | MTSAT運用下での縦方向衝突リスクの推定 MTSAT運用下での50NM縦方向の管制間隔の導入が期待されている。そのために必要な衝突リスクによる安全性評価の手法と結果を紹介する。 ※藤田雅人・長岡栄・天井治(航空交通管理領域) |
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3 | 実時間シミュレーションにおける航空管制通信量の一解析 実時間航空管制シミュレーションにおける管制通信の解析結果を示すとともに、通信方式の変更が通信量へ与える影響を簡単に予測する。 ※蔭山康太・山本哲士・岡恵・青山久枝(航空交通管理領域) |
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4 | 単純な空域モデルにおける交通密度と管制空域デザイン要件 誘導方法や空域形状を単純化したモデルで、飛行距離、空域の広さ、最大待ち時間の変化を調べた。 ※岡恵・山本哲士(航空交通管理領域) |
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5 | 航空路管制における管制指示の分析 航空路管制における実時間シミュレーション実験データより管制指示の内容を分析し、管制官の状況認識・意思決定等について検討する。 ※青山久枝(航空交通管理領域)、井上諭・古田一雄(東京大学大学院)、飯田裕康(労働科学研究所) |
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6 | 高度変更量に着目した航空交通流管理における容量値計算方法の検討 航空交通流管理では管制官の作業量を4種類の航空機に分けて計算している。これに対して、空域内での高度変更量による分類を提案する。現行手法と比較・検討する。 ※福島幸子・福田豊・住谷美登里・瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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7 | 航空交通管理のパフォーマンス測定ツールの試作 航空交通管理のパフォーマンスを測定するため、航空機の航跡データを解析するツールを試作した。その設計方針、機能、今後の計画等を紹介する。 ※福田豊・山本哲士(航空交通管理領域) |
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8 | 同一滑走路の到着機交通流における着陸回数 同一滑走路の到着機交通流モデルで、航空路セクタとターミナル空域との間の移管条件に伴う単位時間あたりの着陸回数を推定する。 ※山本哲士・岡恵(航空交通管理領域) |
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機上等技術に関する研究 | ||
9 | 旅客が持ち込む電子機器による航空機への影響 機内迷惑防止法で規定される携帯電子機器が機上装置に電磁干渉する可能性について、放射電力等をもとに検討した結果を報告する。 ※山本憲夫・山田公男(機上等技術領域)、平田俊清(RAエンジニアリングハウス)、伊藤達郎(全日本空輸)、沢井清一(日本航空インターナショナル) |
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10 | 融雪変動を最小化するGPモニタ特性 ILS GPのフィールドモニタは、融雪時にシステムが不安定になる脆弱性を有する。これを解決して全天候化する方法を発表する。 ※横山尚志・朝倉道弘・田嶋裕久(機上等技術領域)、中田和一(青森大学) |
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11 | ASAS関連機器の研究動向と要件追加の提案 航空機間隔維持支援装置ASAS関連機器の研究開発動向を報告し、その運用要件から監視システムとしての性能要件の追加を提案する。 ※小瀬木滋(機上等技術領域) |
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12 | プリントアンテナレーダの送電線検出性能 ヘリコプタ用障害物探知・衝突警報システムに薄型プリントアンテナを導入し、線状障害物探知性能を検証したので、その結果を報告する。 ※米本成人・山本憲夫・山田公男(機上等技術領域)、安井英己(IHIエアロスペース)Claire Migliaccio・Jean-Yves Dauvignac・Christian Pichot(仏国電子アンテナ通信研究所) |
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13 | 発話音声による疲労評価実験の手法と結果 発話音声により発話者の疲労度等を評価するシステムにつき、鉄道総合技術研究所他と行った評価実験の手法と結果を報告する。 ※塩見格一(機上等技術領域) |
第2日 平成18年6月2日(金) | ||
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CNSに関する研究 | ||
14 | 航空衛星デ-タ通信における伝送遅延時間の分布 現在の航空衛星デ-タ通信で発生する伝送遅延時間の分布をシミュレ-ションにより解析した結果を報告する。 ※住谷泰人・石出明(通信・航法・監視領域) |
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15 | 航空無線へのCDMA方式の適用可能性 将来の航空無線の基盤技術としてCDMA方式が注目されている。本報告では航空無線におけるCDMA方式の適用可能性について報告する。 ※北折潤・松久保裕二(通信・航法・監視領域)、金田直樹・塩見格一(機上等技術領域)、小園茂(客員研究員) |
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16 | GBASインテグリティの一検討 ~長期データの収集と解析~ GBASのインテグリティについて検討するため、仙台空港で長期にGPS受信データを収集し、解析した結果について報告する。 ※福島荘之介・吉原貴之・齊藤真二・藤井直樹(通信・航法・監視領域) |
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17 | MSASのアベイラビリティ向上 MSAS(運輸多目的衛星用衛星航法補強システム)のアベイラビリティを向上させるための電離層遅延補正方式と、その効果について述べる。 ※坂井丈泰・松永圭左・星野尾一明(通信・航法・監視領域) |
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18 | ソフトウェアGPS+SBAS受信機の開発 電離層シンチレーションに関する研究を対象とした2周波対応ソフトウェアGPS・SBAS受信機の開発における現在の進行状況を報告。 ※近藤俊一郎・星野尾一明(通信・航法・監視領域) |
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19 | 2周波SBASの検討 2周波対応SBAS実現に向けての課題、現SBAS方式と2周波方式の比較、信号利用方法、SBAS精密進入利用率の検討結果を述べる。 ※星野尾一明・伊藤実・松永圭左(通信・航法・監視領域) |
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20 | 準天頂衛星による広域DGPS補強実験システムの開発 準天頂衛星によりGPSを補強する広域DGPS実験システムの開発と評価の状況ついて報告する。 ※福島荘之介・坂井丈泰・新井直樹・伊藤憲(通信・航法・監視領域) |
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21 | モードS信号を用いた受動監視のマルチパス誤差評価 仙台空港で行った、モードSトランスポンダのスキッタによる受動測位実験におけるマルチパス誤差等の評価結果について報告する。 ※田嶋裕久・古賀禎・小瀬木滋(機上等技術領域) |
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22 | マルチラテレーション監視システムの導入調査(1) -東京国際空港におけるマルチラテレーション評価について- 国土交通省航空局から委託された東京国際空港におけるマルチラテレーション監視システムの導入評価について、評価試験の概要ならびに性能の解析結果等を報告する。 ※宮崎裕己・二瓶子朗・斎藤真二(通信・航法・監視領域)、加来信之・古賀禎(機上等技術領域)、青山久枝(航空交通管理領域)、小松原健史(国土交通省東京航空局) |
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23 | マルチラテレーション監視システムの導入調査(2) -ASDEとの連接による相互補完機能について- 東京国際空港におけるマルチラテレーション監視システムの導入及びASDEとの連接による相互補完機能実現に向けた評価試験結果について報告する。 ※二瓶子朗・宮崎裕己・斎藤真二(通信・航法・監視領域)、加来信之・古賀禎(機上等技術領域)、青山久枝(航空交通管理領域)、小松原健史(国土交通省東京航空局) |
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24 | A-SMGCシステムの監視機能の開発について 本発表では、A-SMGCSシステムの中核をなす監視機能について、統合型監視システムの開発を中心に報告する。 ※古賀禎(機上等技術領域)、二瓶子朗・宮崎裕己(通信・航法・監視領域)、小松原健史(国土交通省東京航空局) |
(※印は、講演者)