2014年 研究発表会
2014年(第14回)研究発表会については、6月5日(木)・6日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成26年6月5日(木) | ||
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新しいグローバル航空計画と電子航法研究所の研究の方向性について 研究企画統括 藤井直樹 |
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監視通信に関する研究について 監視通信領域長 小瀬木滋 |
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1 | 監視システムの技術性能要件の研究 航空管制などに用いる監視システムの技術性能要件をまとめ、特に低い確率値になる性能を測定する手法や必要な測定回数を報告する。 ※小瀬木滋、古賀禎、大津山卓哉、本田純一、住谷泰人(監視通信領域) |
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2 | WAMにおける性能改善方式の評価 広域マルチラテレーション(WAM)における遠方での性能低下を解決可能とする、質問機能を活用した Ranging測位方式を説明し、その評価結果を報告する。 ※島田浩樹*、宮崎裕己、古賀禎、松永圭左、角張泰之、本田純一、二瓶子朗(監視通信領域) *現 国土交通省航空局 |
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3 | DAPsを用いた高精度追尾技術に関する研究 高精度の監視システムを構築するため、SSR Mode SレーダのDAPsデータを用いて、従来のIMM追尾技術の改善および実データでの評価結果を報告する。 ※呂暁東、古賀禎(監視通信領域) |
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4 | 飛行実験による航空機監視応用システム(ASAS)の一検討 航空機監視応用システム(ASAS)を使った周辺状況認識について、飛行実験による監視性能の検証結果を報告する。 ※大津山卓哉、小瀬木滋(監視通信領域)、伊藤恵理(航空交通管理領域) |
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5 | 光ファイバ接続型滑走路監視用ミリ波レーダの基本評価試験 光ファイバを用いてミリ波帯の高品質レーダ信号を伝送することで画期的高性能を実現可能な、光ファイバ接続型滑走路監視用ミリ波レーダの概要および試作レーダ装置を用いた基本特性評価試験を紹介する。 ※二ッ森俊一、森岡和行、河村暁子、岡田国雄、米本成人(監視通信領域) |
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6 | 実環境下におけるAeroMACS試験信号解析 降雨減衰や受信器の移動による空港面でのAeroMACS試験信号品質への影響について解析した結果 を報告する。 ※森岡和行、金田直樹、二ッ森俊一、本田純一、河村暁子、米本成人、住谷泰人(監視通信領域) |
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7 | 航空用VHFデータリンクの伝送遅延解析と予測 VHF帯用通信プロトコルシミュレータに、現状の航空通信の統計分析データを適用し、羽田近辺の伝送遅延時間を解析した結果を報告する。 ※住谷泰人、北折潤、石出明(監視通信領域) |
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8 | データリンクLDACS1のビット誤り率特性 伝送速度が高い対空用データリンクLDACS1について、様々な伝送条件下でのビット誤り率特性評価結果を報告する。 ※北折潤、塩見格一、住谷泰人、石出明(監視通信領域) |
第2日 平成26年6月6日(金) | ||
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航空交通管理に関する研究について 航空交通管理領域長 藤森武男 |
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9 | 消費燃料の推定モデルに関する一検討 航空交通管理において効率や環境の重要な評価指標の一つである航空機の燃料消費の推定モデルを構築し、推定結果と実データとの比較により検証した結果を報告する。 ※中村陽一、蔭山康太(航空交通管理領域) |
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10 | 成田空港出発便の地上走行時間に関する分析 成田空港の空港面地上交通データを用いて、出発便の地上走行時間と離着陸数や誘導路上の走行機数等との関連性について分析した結果を報告する。 ※山田泉、住谷美登里、マーク ブラウン、青山久枝、森亮太(航空交通管理領域) |
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11 | RNP AR等の混合運用に関する安全性保証のための分析について RNP AR等と従来方式との混合運用の安全性の評価方法に関し、Safety Caseによる安全性分析について発表する。 ※天井治、松岡猛、藤田雅人**(航空交通管理領域) **現 海上保安庁海上保安大学校 |
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12 | TBOの軌道予測に向けた羽田空港アプローチ軌道の風況モデル化 SSRモードSシステムのデータを用い、対気速度ベクトルと対地速度ベクトルの差から風速を算出することで、空間と時間の異なる離散化された風のデータが得られる。TBOの軌道予測に向けた羽田空港アプローチ軌道の風況モデルとして、風データを平滑値と揺らぎに分類するモデル化を検討したので報告する。 ※手塚亜聖(早稲田大学) |
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13 | 継続降下運航が実施可能な時間帯の予測 関西国際空港では夜間に継続降下運航を運用している。承認や中止の航空路管制空域での原因を分析し、実施が可能な時間帯を予測したので報告する。 ※福島幸子、平林博子、岡恵、上島一彦(航空交通管理領域) |
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14 | 航空機監視応用システム(ASAS)の研究開発状況 航空機監視応用システム(ASAS)の世界動向と、電子航法研究所が実施している東京国際空港の継続降下運航(CDO)への応用研究、およびNASAとの連携研究を紹介する。 ※伊藤恵理、上島一彦、福島幸子(航空交通管理領域)、大津山卓哉(監視通信領域) |
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15 | フローコリドーの運用方式の研究(その2) フローコリドーの概念と実現までの課題を紹介し、その内部での自律間隔維持方式を明らかにする。特に機上装置の制約を考慮した場合の自律間隔維持の実現性を数値解析により明らかにする。 ※武市昇、福岡敬介(名古屋大学)、中村陽一、蔭山康太(航空交通管理領域) |
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航法システムに関する研究について 航法システム領域長 松永博英 |
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16 | カテゴリⅢGBAS地上装置のプロトタイプ開発 平成23年度に着手、平成25年度に完了したカテゴリⅢGBAS(GAST-D)地上サブシステムの安全性設計とプロトタイプ開発の概要について紹介する。 ※吉原貴之、齋藤享、星野尾一明、福島荘之介、齊藤真二、毛塚敦(航法システム領域) |
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17 | GAST-D機上実験装置の開発と評価 GAST-Dのインテグリティ要件を達成するために必要な機上モニタを含む機上受信装置を開発し、性能を評価したので報告する。 ※齋藤享、吉原貴之、毛塚敦、齊藤真二、福島荘之介、星野尾一明(航法システム領域) |
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18 | GBAS基準局に対する個人用保護デバイスの影響 個人用保護デバイス(PPD)の特性とPPDがGBAS基準局に用いられるGPS受信機へ及ぼす影響について、電波無響室で実施した実験の結果を発表する。 ※齊藤真二、福島荘之介(航法システム領域) |
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19 | GLS 装備機のパスアライン性能に関する検討 地上型衛星航法補強システムを用いた着陸システム(GLS:GBAS Landing System)を装備した787型機のパスアライン性能をILS(計器着陸システム)とGLSで比較検討した結果について報告する。 ※福島荘之介、齊藤真二、山康博(航法システム領域)、森亮太(航空交通管理領域) |
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20 | 準天頂衛星L1-SAIF補強信号のGLONASS対応 準天頂衛星「みちびき」が放送しているL1-SAIF補強信号について、GLONASS対応を試みた結果を報告する。 ※坂井丈泰、星野尾一明、伊藤憲(航法システム領域) |
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21 | GNSS障害時の代替システムの動向 航空機の航法においてGNSSの利用が拡大する一方で、GNSSは干渉に弱く、脆弱性がある。本発表ではGNSS障害時の代替システム構築における国内外の動向を紹介する。 ※毛塚敦、吉原貴之、齋藤享(航法システム領域) |
(※印は、講演者)