航空管制用データ通信の大容量化に資する研究
航空機の運航は、主に航空機と管制機関の間の音声及びデータ通信によって支えられています。現在の航空機と管制機関の間のデータ通信は、テキストが中心で扱える情報量が限られています。今後、航空機と地上管制機関の間での軌道情報の共有(軌道ベース運用)をはじめ、管制官及びパイロットの状況認識を支援する様々な情報を取り扱うことが必要とされています。本研究では、航空交通量増大への対応のための大容量通信メディアの整備に向け、飛行フェーズごとの通信性能要件の検討及び通信制御方式の設計開発を通して、空地情報共有アプリケーションの実現に資する通信技術の提案を行うことを目的としています。
