飛行方式等に係る安全と効率に関する研究

航空機が空港から目的地へ飛行する際の飛行方式は、国際民間航空機関(ICAO)基準に準拠し飛行方式設計の専門家が専用のツールを用いて設計しています。設計には特別な知識と経験が必要であり、航空機の安全を確保するための基準を満足させ、空港周辺の地形など様々な条件に応じた安全で効率的な経路をデザインします。この設計作業には試行錯誤を伴う多くの作業があり、時間も掛かることから、業務の効率化が求められています。

先行研究では、最短距離の経路を生成するための最適化アルゴリズムを研究しました。現在使用している専用のツールと同じレベルの経路設計を行うことが確認できました。今後は最適化アルゴリズムを高度化し、様々な設計条件への対応、ユーザビリティの向上を段階的に行っていく計画です。

この研究により、飛行方式設計者の業務を支援し、より安全で効率の良い飛行方式を設計することが期待されます。

「最適化アルゴリズム・飛行方式設計支援ツール Optimization algolithm/Flight procedure design support tool」のイメージ
担当研究員

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