次世代SBASによる北極域補強に関する研究

北極域を通る航空路や海洋航路においてもGNSSを利用することはできますが、補強システムの一種であるSBASを利用して安全な航法とすることができません。SBASの現行の規格では静止軌道(GEO)から信号を放送 するため、北極域ではその信号を受信することができないためです。それに対してSBASの次世代規格では、傾斜対地同期軌道(IGSO)からも信号を放送することができるようになります。これによって中緯度の上空から信号が放送されるため、北極域においてもSBASを利用することができるようになることが期待されます。 ただし、北極域は従来SBAS 技術を開発してきた日本とは電離圏等の環境特性が大きく異なることが知られています。そのため、北極域において十分な安全性をSBASが担保 するためには、その環境に合わせた補強技術を開発する必要があります。

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