2008年 研究発表会
2008年(第8回)研究発表会については、6月12日(木)・13日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成20年6月12日(木) | ||
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ATMに関する研究 | ||
ATM(航空交通管理)研究の拠点として 研究企画統括 長岡栄 |
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1 | ATMパフォーマンス評価システムの開発 航空交通管理のパフォーマンス(性能)の解析環境の構築を目的として製作中の評価システムの機能などを紹介する。 ※蔭山康太・福田豊・山本哲士・宮津義廣・行木宏一(航空交通管理領域) |
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2 | Common Trends in Japanese- and European Airspace Data(日欧の空域データにおける共通の傾向) Deviations from flight plans decrease the performance of ATM (safety, economical and ecological efficiency). We identified common trends in Japanese- and European Airspace data, which might be useful for future air traffic management. (飛行計画からの逸脱はATMパフォーマンスを低下させる。欧日の空域データの統計的に解析した結果、共通の傾向を見出した。) ※Gwiggner Claus ・蔭山康太(航空交通管理領域)、長岡栄(研究企画統括) |
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3 | 安全かつ効率的な航空管制手法の研究 航空路管制の実時間シミュレーション結果により、管制指示の内容とタイミングが作業負荷・負担に与える影響を分析した。 ※青山久枝(航空交通管理領域)、飯田裕康(労働科学研究所)、塩見格一(機上等技術領域) |
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4 | 洋上縦時間管制間隔の安全性評価手法について 連続する義務位置通報点間の通過機の時間間隔の増加量であるGain値と初期時間到着間隔の相関を考慮した洋上縦方向時間管制間隔の衝突危険度モデルを紹介する。 ※藤田雅人(航空交通管理領域) |
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5 | 時間管理手法の評価システムの開発 経路の合流地点等において航空機の通過時間間隔を確保するための時間管理手法の構築を目的として開発した評価システムを紹介する。 ※福田豊・岡恵・山本哲士(航空交通管理領域) |
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6 | ASASに関する研究・開発動向の調査報告 「ASASに関する予備的研究」で実施したASASの研究・開発の動向調査に基づき、欧米のASAS関連の研究開発状況を発表する。 ※伊藤恵理(航空交通管理領域) |
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7 | 航空交通量と空域設計要件との関係について -その2- 空港周辺の空域に着目し、ピーク時における着陸回数、空域に入域する航空交通量等を条件として、空域構成の要件を検討する。 ※岡恵・蔭山康太・福田豊・山本哲士(航空交通管理領域) |
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8 | 航空路管制セクタの高度分割に関する一考察 将来の航空交通の増加に対して航空路管制セクタの上下分割が考えられる。実時間シミュレーションの結果を報告する。 ※福島幸子・住谷美登里・福田豊・瀬之口敦(航空交通管理領域) |
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特別 | 第48次南極地域観測隊越冬報告 当研究所から初めて南極観測隊に派遣された越冬隊員の、南極での観測及び昭和基地での生活について報告する。 ※新井直樹(研究企画統括付) |
第2日 平成20年6月13日(金) | ||
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CNS/機上等に関する研究 | ||
9 | A-SMGCシステム経路設定機能の開発 ―推奨経路生成のための空港面地上走行のモデル化― A-SMGCシステムの推奨経路生成機能につき、実際の空港面での航空機等の走行を計算機上で模擬する地上走行モデルの開発状況を紹介する。 ※山田泉・青山久枝(航空交通管理領域)、二瓶子朗・松久保裕二・宮崎裕己(通信・航法・監視領域)、古賀禎(機上等技術領域) |
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10 | A-SMGC経路設定用インターフェイス装置について 仙台空港で行われたA-SMGC実験システム性能試験で使用した、経路設定/誘導用インターフェイス装置の性能検証および管制官評価について報告する。 ※松久保裕二・二瓶子朗・宮崎裕己(通信・航法・監視領域)、古賀禎(機上等技術領域)、青山久枝・山田泉(航空交通管理領域) |
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11 | A-SMGCシステム監視機能の性能評価について 空港面航空機の監視データを用いたA-SMGCシステム監視機能の性能評価の結果について報告する。 ※古賀禎(機上等技術領域)、二瓶子朗・宮崎裕己・松久保裕二(通信・航法・監視領域)、青山久枝(航空交通管理領域) |
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12 | FAAとのIP/SNDCFの接続実験について 平成19年度に実施したFAA(米航空局)とのIP/SNDCFの接続実験の概要と実験結果について報告する。 ※板野賢(通信・航法・監視領域) |
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13 | MSASの性能向上について MSASは電離層活動等の影響を受け、APV-Iのアベイラビリティが十分でない。MSASのAPV-Iアベイラビリティ向上方法の提案と予測性能を述べる。 ※坂井丈泰・松永圭左・伊藤実・吉原貴之・近藤俊一郎・星野尾一明(通信・航法・監視領域) |
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14 | 地上型補強システム(GBAS)のエグゼクティブ・モニタの検討 地上型補強システム(GBAS)の完全性要求を満たすため、GPS衛星の故障による異常信号を検知する観測値品質モニタを統括するエグゼクティブ・モニタを検討した結果を報告する。 ※福島荘之介(通信・航法・監視領域) |
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15 | 準天頂衛星L1-SAIF利用者装置 準天頂衛星システムが放送するL1-SAIF補強情報を受信・評価するための利用者装置の開発状況について報告する。 ※伊藤憲・福島荘之介・坂井丈泰・武市昇(通信・航法・監視領域) |
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16 | 準天頂衛星L1-SAIF実験局の構成 準天頂衛星システムが放送するL1-SAIF補強情報を生成する広域補強実験局の構成について報告する。 ※坂井丈泰・福島荘之介・武市昇・伊藤憲(通信・航法・監視領域) |
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17 | 青森空港の積雪によるLLZのコース偏位 青森空港では、冬季にILSのローカライザにコース偏位が発生する場合があり、その現象、解析方法および対策について述べる。 ※横山尚志・朝倉道弘・田嶋裕久(機上等技術領域)、中田和一(青森大学) |
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18 | 航空無線航法用周波数の信号環境測定とその応用 将来の航空無線システムの導入が見込まれるL帯について信号環境測定の実施状況とその結果の応用方法について報告する。 ※小瀬木滋・大津山卓哉・古賀禎(機上等技術領域) |
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19 | 航空機用電磁シールド材料の特性評価 旅客機内での携帯電子機器の使用制限緩和が期待できる電磁シールド効果の高い航空機窓材について、その評価法と測定結果を報告する。 ※河村暁子・米本成人・山本憲夫・磯崎栄寿(機上等技術領域)、小栗和幸(三菱重工業株式会社)、岡田克人(株式会社フジワラ) |
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20 | 貨物機内のアクティブICタグ電波伝搬特性 貨物機内にアクティブICタグを搭載し,機内各所での電界強度等を測定して機上装置への電磁干渉の可能性について検討した。 ※山本憲夫(航空交通管理領域)、米本成人・河村暁子・山田公男・磯崎栄寿(機上等技術領域) |
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21 | トラック走行による発話音声分析技術検証実験とその結果について テストコースにおいて、小型トラックにより、運転者が運転継続不能になるまでの深夜走行を実施し、運転席における発話音声を収録した。 この音声データを分析し、発話音声分析技術により、運転パフォーマンス指標と併せて評価することにより、運転者の疲労の蓄積が評価可能であることを確認した。 ※塩見格一(機上等技術領域) |
(※印は、講演者)