2001年 研究発表会
2001年(第1回)研究発表会については、6月7日(木)・8日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成13年6月7日(木) | ||
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通信に関する研究 | ||
1 | 航空機客室内で観測された電波の分析 実運航中の航空機客室内で観測された電波を分析し、航法電子機器に影響を与える恐 れのある強い電波の抽出と発生源の検討を行ったことについて報告。 ※山本憲夫(電子航法開発部)、平田俊清(RAエンジニアリングハウス)、磯崎栄寿(日本航空(株))、吉村源(航空局) |
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2 | 擬似衛星サブネットワークを用いたATN実験 擬似衛星サブネットワークを用いたCPDLCやADS等のATNの通信実験について報告。 ※板野賢(航空施設部)、塩見格一(電子航法評価部) |
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航法に関する研究 | ||
3 | 複数の画像を利用した運動パラメータの推定 撮影した時刻や位置などが異なる複数の画像を利用して移動体の位置や姿勢などの運動パラメータを推定する手法について検討したことを報告。 ※矢田士郎(電子航法評価部) |
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4 | GPSに基づく自機周囲の地形と景観の照合 EVS(エンハンスト・ビジョン・システム)の飛行実験で取得したGPS情報に基づく自機周囲の地形と、同時撮影した景観との照合の結果の報告。 ※住谷泰人、白川昌之、小瀬木滋(電子航法開発部) |
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5 | DGPS進入におけるメガフロート空港の潮汐の影響 メガフロート空港の潮汐による位置変化が、DGPS進入着陸に与える影響を調べるため、飛行実験を行い、その検討結果について報告。 ※朝倉道弘、田嶋裕久(電子航法開発部) |
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6 | GBAS補強情報による航空機の測位実験 仙台空港での飛行実験において、GBAS補強情報を用いた航空機のリアルタイム測位実験を行ったので、その結果について報告。 ※齊藤真二、福島荘之介、藤井直樹(航空施設部) |
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7 | 地上型補強システム(GBAS)のインテグリティ 新東京国際空港での実験結果を中心にGBASのインテグリティを確保するためのモニタ方式について報告。 ※福島荘之介、齊藤真二、藤井直樹(航空施設部) |
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8 | 飛行フェーズによるGPS信号の信頼性 GPS信号の受信の信頼性について、特に連続性の観点から、航空機の飛行フェーズによる違いを報告。 ※坂井丈泰、惟村和宣(衛星航法部) |
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9 | GPSにおける電離層シンチレーションの観測 三鷹及び那覇で行っている、GPS信号を利用した電離層シンチレーション観測の結果及びその発生状況に関する調査について報告。 ※松永圭左、星野尾一明、伊藤実、新井直樹(衛星航法部)、関司(大阪航空局神戸航空衛星センター:前衛星航法部) |
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10 | 次世代衛星航法システム性能要件 次世代衛星航法システムについて測位精度やアベイラビリティなどの性能要件を検討した結果の報告。 ※伊藤憲、新美賢治、坂井丈泰(衛星航法部) |
第2日 平成13年6月8日(金) | ||
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監視に関する研究 | ||
11 | 飛行障害物検出のための画像処理とミリ波レーダ 有視界飛行の障害となる送電線等を検出し、強調表示するためのデータ処理手順と、障害物検出用に試作したミリ波レーダについて紹介。 ※山田公男、山本憲夫(電子航法開発部)、安井英己((株)IHIエアロスペース)、日比祥博(日立エンジニアリング(株))、根日屋英之((株)アンプレット) |
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12 | SSRモードSネットワークの評価試験について SSRモードSネットワークの概要を説明し、当所で行ったモードSネットワークの評価試験について、試験結果の報告。 ※宮崎裕己、三吉襄、古賀禎(航空施設部) |
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13 | ASDEの降雨クラッタ対策効果 準ミリ波を使用するASDEは雨滴によるクラッタが強く現れ、航空機の判読が困難になることがある。これを改善するための、新しいクラッタ抑圧技術の開発と評価実験の報告。 ※加来信之(航空施設部)、三輪進(東京電機大学) |
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14 | 空港内車両位置情報システムの性能評価実験 航空局が整備を進めている空港座標管理システムの電子基準点の利用法について検討するため試作した「空港内車両位置情報システム」の新千歳空港における性能評価実験について報告。 ※二瓶子朗、田中修一(航空施設部) |
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15 | レーダ・スコープ上航空機位置の3D表示について レーダ管制用に試作した航空機位置の三次元表示機能について紹介。 ※塩見格一(電子航法評価部) |
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航空交通管理等に関する研究 | ||
16 | GPS装備機のオフセットと横方向衝突危険度 GPS装備機の垂直衝突危険度の軽減策に計画的オフセットがある。本発表ではこの オフセットの横方向衝突危険度に及ぼす影響を定量的に示した。 ※長岡栄(電子航法開発部) |
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17 | 日本上空における垂直方向の近接通過頻度 陸上空域での短縮垂直間隔の導入に役立つように日本の陸上空域の主要航空路における航空機の垂直方向の近接通過頻度を調べた。その方法と結果の報告。 ※天井治、長岡栄(電子航法開発部) |
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18 | 最近の北太平洋ルートの交通流調査 横方向、垂直方向の管制間隔が短縮された最近の北太平洋ルートの交通流を調査したのでその結果の報告。 ※住谷美登里、長岡栄、天井治(電子航法開発部) |
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19 | 航空管制シミュレータの製作 管制処理容量や空域・経路設計を評価するダイナミックシミュレーションを行うための、航空管制シミュレータを製作したので報告した。 ※岡恵、蔭山康太、相澤大輝、井無田貴、福島幸子、三垣充彦(電子航法評価部) |
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20 | 国際線の到着機の航空交通流管理手法について 国際線の到着機に対する航空交通流管理手法について検討するために試作した通過計画シミュレータについて報告。 ※福田豊、岡恵、福島幸子、井無田貴、塩見格一(電子航法評価部) |
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21 | 北米行き航空機の飛行計画時調整の検討 飛行計画時の調整と出発承認を模擬する管制官参加のシミュレーション実験を行ったので報告した。 ※福島幸子、井無田貴、岡恵、福田豊、塩見格一(電子航法評価部) |
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22 | 次世代FDPシステムの検討と試作 将来的な航空機運航情報管理システムの在り方に係る検討結果を試作システムの紹介と共に述べた。 ※塩見格一、福田豊(電子航法評価部) |
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23 | カオス論的疲労予知技術について 音声等生体信号をカオス理論に基づく手法により処理すれば、その被験者のヒューマン・エラーを起こす可能性を評価することが可能であることについて報告。 ※塩見格一(電子航法評価部) |
(※印は、講演者)