活動状況

電子航法研究所は、 ICAO(国際民間航空機関)の会議にエキスパート(技術専門家)として参加し、研究成果を活用して、航空機の運航を支える航空管制システム(航法・監視・通信・航空交通管理)の国際標準化活動に貢献しています。ICAO国際標準は、国内の規則や実務に反映され、国際標準に適合した航空管制システムの開発が行われます。また、近年は欧米の民間標準化機関であるRTCAやEUROCAEに加盟し、国際標準策定プロセスに影響するフォーラム標準の策定活動にも力を入れています。

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標準化活動成果

国際会議への提出資料はこちらからご覧いただけます。

標準化活動成果
2024年度
  • ICAO Doc 9830 A-SMGCS マニュアルの第5章(監視関連)についての修正案を提出し、TSGにて了承
  • SWIM Implementation Pioneer Group(SIPG)のコアメンバーとして活動し、APAC地域のSWIM導入推進を牽引
  • NSP GBAS作業部会(GWG)のSARP Drafting Groupに中心メンバーとして参画し、DFMC GBAS SAPRs案策定における複数の課題を主導して解決
  • GBAS/SBAS ITFの共同議長を務め、会議の運営を行うとともに、GBAS導入ガイダンスを完成
2023年度
2022年度
  • SBAS信号のなりすまし対策である認証技術を他国に先駆けプロトタイプ開発し、妥当性検証と認証情報のサンプルを提供し貢献
  • ICAO A-SMGCS Manual改訂に貢献
  • 当所で研究したADS-Bの脆弱性対策が、アジア太平洋地域におけるADS-Bガイダンス文書に記載
  • LDACSのプロトタイプを用いた技術的な検証作業結果の報告によりSARPs作成に貢献
2021年度
2020年度
  • ICAOマニュアルに「光ファイバーによるマルチテラレーションの同期方式」の原案を提案し、採択
  • EUROCAEリモート・バーチャルタワー会議(WG-100)のエディター及びコアチームメンバーとして当所職員が貢献
  • アジア太平洋地域のADS-B整備に関するICAOガイダンス文書(AIGD)改定案にADS-B脆弱性対策として当所の手法を採用
  • ICAOのアジア太平洋地域におけるSWIMタスクフォースへの貢献
2019年度
  • リモート・バーチャルタワーの欧州フォーラム標準(EUROCAE WG-100)への貢献
  • 欧州民間航空電子装置機構(EUROCAE) President's Award を受賞
2018年度
  • ICAO航空機監視マニュアル(DOC9924)に貢献、1030/1090MHz帯周波数のガイダンスを追加
2017年度
  • 電子航法研究所におけるEUROCAEリモート・バーチャルタワー会議(WG-100)の開催
EUROCAEリモート・バーチャルタワー会議(WG-100)の図

EUROCAEリモート・バーチャルタワー会議(WG-100)

EUROCAEより2023年国際賞を受賞

EUROCAEより2023年国際賞を受賞

EUROCAE President‘s Award 表彰式(2019年度)

EUROCAE President‘s Award 表彰式(2019年度)

国際標準化関係会議

電子航法研究所研究員が参加、または参加予定のもの

2025年度

9月
23-25 EUROCAE WG100
6月
16-20 APANPIRG CNS-SG/29
18-20 ICAO APAC SIPG
23-27 ICAO SP ASWG TSG/21
30-7/3 ICAO SP ASWG PBSSG33
5月
4-9 ICAO SASP WG/SG
14-16 ICAO APAC GBAS/SBAS Implementation Task Force/7
20-23 ICAO APAC SWIM TF/14
26-30 ICAO APAC SIPG
4月
7-9 ICAO APAC Radio NAV symposium
21-23 ICAO APAC SURICG/10
26-27 EUROCAE Symposium 2025
28-30 ICAO SP ASWG/PBSSG32
29-5/8 ICAO NSP JWGs/14

2024年度

2024年度の参加会議一覧

以前の参加会議一覧

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