応募者に求める資質

こんな方をお待ちしております!

電子航法研究所は、航空交通需要の増大、安全性向上の要望に応えるため電子航法(航空交通管理、航空通信、航空航法、航空監視など)に関する研究開発を行っています。また、最近は次世代航空モビリティ、カーボンニュートラル、航空デジタルトランスフォーメーション、AIの活用など幅広い分野にチャレンジしています。

研究業務には、航空管制、飛行経路、空域設計など将来の航空交通管理をより円滑にするための分野、衛星ナビゲーションなど航法システムや航空管制用レーダ・デジタル通信など航空管制システムを研究開発する分野があります。

このため、研究員には電子・情報・通信工学、情報処理工学、航空宇宙工学、システム工学、交通工学などの工学系、もしくは、数学、物理学など理学系の基礎学力や研究能力が必要となります。具体的な研究の手法は、研究立案企画、文献調査、課題抽出・解決策の考案、実験や計算機シミュレーション、データ分析・考察、研究成果の公表という標準的な流れです。また、実験用航空機を使った飛行実験、大規模なHuman-in-the-loopシミュレーションなど、チームワークや外部の組織と連携を必要とされるプロジェクト型の研究、データサイエンスを駆使したプログラミングを必要とされる研究も多くあります。研究業務は、その成果が最も注目されるため、国際学会での学術論文や研究発表が重要視されます。このため、論文執筆のためのスキルや研究成果をアピールする能力が必要となります。

電子航法研究所では、研究成果の活用にも力を入れており、ニーズに基づいて開発したシステム、手順や方法などを社会に実装するため、大規模なプロトタイプを試作する際には製造メーカーの研究者や技術者の方々と共同でプロジェクトを進める場面、乗員の方々など関係者の皆様のご協力を得て航空機やフライトシミュレータによる実験を行う場面もあります。また、航空機の運航、航空管制、航空交通システムは、世界共通のルールに基づいて業務やシステム開発が行われます。このため、研究成果を国際標準の策定に活用するための活動を行っており、国際会議への参加や海外とのオンライン会議も頻繁です。

このような研究業務に必要な資質は最初から100%備わっているわけではなく、常にレベルアップしていくものと考えています。電子航法研究所では、このような研究に参加頂き一緒に成長して頂ける意欲のある皆様の応募をお待ちしております。

先輩からのメッセージ

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