2018年 研究発表会
2018年(第18回)研究発表会については、5月31日(木)・6月1日(金)の日程で開催致しました。当日の発表資料等はPDFで以下よりご覧いただけます。
第1日 平成30年5月31日(木) | ||
---|---|---|
航空交通管理に関する研究について 航空交通管理領域長 中島徳顕 |
||
1 | 小型無人機が飛行する空域における航空機運航に関する考察 改正航空法により小型無人機(ドローン)は航空機飛行への影響が少ない空域で飛行するが、低高度においてヘリ等との競合は懸念される。低高度における航空機飛行の傾向分析の試みについて紹介する。 ※平林博子、虎谷大地、河村暁子(監視通信領域) |
|
2 | DARP運用における気象予測誤差の影響に関する検討 DARP運用において、飛行前・飛行中の推定データと数値予報GPVデータ(実況値)による風速・風向・外気温の誤差を比較し、DARP の実施に及ぼす影響を定量的に評価する。 ※ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、平林博子、マーク ブラウン |
|
3 | 継続降下運航の運用拡大検討のためのシミュレーション技術 効率的な運航方式である、継続降下運航の運用を拡大する方法を検討するためのシミュレーション技術についての発表を行う。 ※虎谷大地、ビクラマシンハ ナヴィンダ キトマル、平林博子 |
|
4 | 実験による関西国際空港での混合運用の実現可能性の調査 関西国際空港を対象にRNP ARとILS進入方式との同時運用(混合運用)の可能性を航 空管制リアルタイムシミュレーションにより調べた結果を報告する。 ※天井治 |
|
5 | 福岡FIRと隣接FIR間の交通流解析 福岡FIRと隣接FIR間の交通流へのフリールーティング適用による円滑化、効率性の向上の可能性を調査するため、FIR 間の交通流の特徴を分析した。 ※マーク ブラウン、平林博子 |
|
うみそら研の分野横断的な研究 | ||
うみそら研の新たな取り組み 研究監 福田豊 |
||
伊豆大島西方の準輻輳海域における推薦航路について ※海上技術安全研究所 海洋リスク評価系 リスク解析研究グループ グループ長 伊藤博子 海上技術安全研究所 海洋リスク評価系 リスク解析研究グループ 主任研究員 三宅里奈 |
||
空港舗装の研究動向と航空機交通量データの活用可能性等について ※港湾空港技術研究所 構造研究領域 空港舗装研究グループ グループ長 伊豆太 |
第2日 平成30年6月1日(金) | ||
---|---|---|
監視通信に関する研究について 監視通信領域長 福島幸子 |
||
6 | ADS-B/WAM機能強化に向けたアレーアンテナ技術の検討 ADS-Bのセキュリティ向上やWAM受信局削減の実現に向けて、有望な技術であるアレーアンテナの検討状況を報告する。 ※長縄潤一、宮崎裕己、古賀禎、田嶋裕久 |
|
7 | 監視システム信号環境の測定と評価 飛行実験等によって取得した実空間での監視信号環境の状況等を示し監視システム性能について検討した結果を報告する。 ※大津山卓哉、本田純一、長縄潤一、宮崎裕己 |
|
8 | 受動型SSRのADS-Bに対する位置誤差解析 ADS-Bの航空機位置情報を基準として、受動型SSRの航空機位置データが持つ位置誤差について解析結果を報告する。 ※北折潤、塩見格一(福井医療大学) |
|
9 | マルチスタティックレーダによる航空機監視~OFC-PPSR~ マルチスタティックレーダ(MSPSR)のコア技術の一つとして電子航法研究所で提案している既存PSR信号を使った新しい監視システムを紹介する。 ※本田純一、大津山卓哉、渡邊優人 |
|
10 | マルチスタティックレーダによる航空機監視~DTTB~ マルチスタティックレーダ(MSPSR)のコア技術の一つとして電子航法研究所で提案している地上ディジタル放送波(DTTB)を使った新しい監視システムを紹介する。 ※本田純一、大津山卓哉、渡邊優人 |
|
11 | ヘリコプタ前方障害物監視用ミリ波レーダの飛行試験 ヘリコプタ前方障害物監視用ミリ波レーダについて、現在の研究開発状況および飛行試験結果例を報告する。 ※二ッ森俊一、森岡和行、河村暁子、米本成人、小林啓二(宇宙航空研究開発機構)、桂信生(北海道放送) |
|
12 | 次世代航空通信システムAeroMACS研究の展望 次世代航空通信システムとして、セキュリティが高く大容量通信が可能なAeroMACSが期待されている。本発表では、電子航法研究所におけるAeroMACS研究プロジェクトの概要と進捗状況を紹介する。 ※森岡和行、住谷泰人、呂暁東、長縄潤一、金田直樹、二ッ森俊一、米本成人、河村暁子 |
|
13 | FF-ICE検証実験の報告と分析 SWIMにより運航効率を向上させるFF-ICE(Flight and Flow-Information for aCollaborative Environment)を紹介し、この運用方式の導入に向けた国際検証実験の結果を報告する。 ※呂暁東、古賀禎、住谷泰人 |
|
航法システムに関する研究について 航法システム領域長 福田豊 |
||
14 | 浅い降下角の中間セグメントを伴うRNP to xLS進入方式の設計条件 RNPとGLS(またはILS)進入を接続する新しい計器進入方式について、気温やオートパイロットの動作条件などを考慮した設計手法と検証結果を報告する。 ※福島荘之介、森亮太、齊藤真二 |
|
15 | SBAS性能向上のための電離圏補強方式 日本を含む低磁気緯度地域におけるSBASの性能向上のための、電離圏モデル適合性の評価にもとづく電離圏補強方式について述べる。 ※坂井丈泰、北村光教、麻生貴広、星野尾一明 |
|
16 | 次世代SBAS開発と準天頂衛星による放送実験 次世代SBASのプロトタイプ機の開発状況と、準天頂衛星を用いた放送実験の結果について評価し報告する。 ※北村光教、麻生貴広、坂井丈泰 |
|
17 | GNSS監視に関する運用コンセプトの提案 航空機の航法においてGNSSの利用が増加してきたことに伴い、GNSS監視が求められてきていることから、我が国における運用コンセプトを提案する。 ※麻生貴広、坂井丈泰、齊藤真二、毛塚敦、北村光教 |
|
18 | 衛星航法のための電離圏リアルタイム監視 電子航法研究所と京都大学で行っている、GEONETリアルタイムデータを用いた電離圏監視システムとその衛星航法への利用について紹介する。 ※斎藤享、山本衛(京都大学)、齊藤昭則(京都大学) |
(※印は、講演者)