Semantic Interoperability for ATM Information Exchange

今後,航空機の運航に係る飛行計画,空港,監視,航空気象,空域制限などの様々なAir Traffic Management (ATM)情報がSystem Wide Information Management (SWIM)の概念に基づいて共有・情報交換される見込みである.これらのデータ形式についてはそれぞれ異なる情報交換モデルに基づいているため,異種データの連携は困難である.そこで,我々はSWIM環境で共有される異種情報の横断的連携と,システムの意味的相互運用性(Semantic Interoperability)の向上に向けたオントロジーを構築している.

Ontology

Ontology(オントロジー)は哲学用語「存在論」を元としており,人工知能の分野では,対象領域の概念および概念間の関係を形式化した表現,すなわち「概念化の明示的な規約」(Gruber 1993)と定義されている.コンピュータが情報の意味を理解できるように,対象とする領域の事物に関する概念,上位/下位概念,属性,公理などを定義する,メタデータのメタデータのようなものである.

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オントロジーのイメージ図,Florian Thiery [CC BY 4.0], via Wikimedia Commons


System Wide Information Management (SWIM)

航空機の運航に係る飛行計画,空港,監視,航空気象,空域制限などの様々な情報に関する独立したシステムを連携させて,あらゆる航空交通関連データについて多対多のシームレスな情報配信を可能にする概念として,国際民間航空機関(ICAO)によって推進されている.

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SWIMのイメージ図