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研究長期ビジョン

電子航法研究所における重点研究開発分野について

平成28年度より開始されている国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所第1期中長期目標期間(7年計画)においては、航空交通の安全性向上を図りつつ、航空交通容量の拡大、航空交通の利便性向上、航空機運航の効率性向上及び航空機による環境影響の軽減に寄与する研究を重点的に実施すると共に、これらの研究成果が航空行政でも有益に活用されるよう取り組むこととしています。

これらの目標より、電子航法研究所では、「@軌道ベース運用による航空交通管理の高度化」「A空港運用の高度化」「B機上情報の活用による航空交通の最適化」「C情報共有及び通信の高度化」の4つを重点研究開発分野として設定しました。

電子航法研究所における重点研究開発分野

軌道ベース運用による航空交通管理の高度化

全航空機の飛行経路と通過時刻によって航空交通を管理する軌道ベース運用について、混雑空域において実施可能とする技術、当該運用を支える航空交通システムの堅牢性向上、管制空域及び飛行経路の管理技術に関する研究等を進めています。


空港運用の高度化

到着機が燃料消費を抑えて進入する継続降下運航の混雑空港における運用の拡大を可能とする経路設定技術、衛星航法を利用した進入着陸方式等高度な運航方式、空港面における出発機と到着機の交通管理手法、光ファイバー技術等を応用した航空機監視技術、滑走路上の異物監視システムに関する研究等を進めています。


機上情報の活用による航空交通の最適化

航空機が保持する運航や気象等に関する情報を地上へ伝送し活用する技術、航空機が地上と連携して周辺航空機の状況を把握し最適な航空機間隔を維持するとともに最適な飛行経路を実現する技術に関する研究等を進めています。


関係者間の情報共有及び通信の高度化

多数の関係者が航空機運航の状況認識・判断を行えるようにする情報共有基盤の構築及び航空機と地上の間で航空管制、運航、気象等に関する情報を高速伝送する地対空通信システムの開発並びにそのセキュリティの確保に関する研究等を進めています。


基盤的研究等

  • 基盤的研究
    電子航法に関連する国際的な技術動向を踏まえつつ、将来的な発展が期待される技術に関する基礎的な研究、将来の航空交通システムの基盤技術として有望な先進的・革新的技術の応用に関する研究、斬新な発想に基づく萌芽的な研究等を実施しています。
  • 受託研究・請負研究
    国、地方自治体、企業等からの依頼に基づき電子航法に関する試験、調査、研究及び開発を行っています。また、これまでに行ってきた研究成果等の技術移転についても取り組んでいます。
  • 競争的資金による研究
    電子航法に関する試験、調査、研究及び開発を行うにあたって積極的に競争的資金獲得を目指すことにより、研究活動の活性化、研究者の能力向上に努めています。