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電子航法研究所の研究長期ビジョン

電子航法研究所は「航空交通システムの中核的研究機関」となり、我が国に適した航空交通システムの実現に向けた課題を把握し、それらの課題を解決するための研究開発を通じ、国民生活の向上及び科学技術の発展に貢献することが重要な責務である。また、グローバルに相互運用性が確保された技術標準が策定されるよう、標準化活動に積極的に参画していくことも重要である。

ICAOにおいてGANP第6版を策定中であり、2019年のICAO総会に向けて、第13回航空航法会議(AN-Conf/13:13th Air Navigation Conference)が2018年10月に開催された。無人航空機や超音速機などの研究・開発が国内外で積極的に行われており、今後、これらの分野においても技術革新が進んで行くと考えられる。航空交通を取り巻く環境が変化する中、電子航法研究所としても、2019年6月に電子航法研究所の研究長期ビジョンを改訂し、新しい時代に合った研究長期ビジョンを作成した。

将来においては、従前の航空機に加えて、性能や目的の異なる様々な機体が飛行することが予想され、より多様性に対応できる柔軟な空域管理が必要となるであろう。例えば、高高度においては大型無人航空機・超音速機・サブオービタル機、低高度においては小型無人航空機やアーバンエアモビリティ機等の考慮が必要となるであろう。また、航空交通管理自体も高度化され、軌道ベース運用 (TBO: Trajectory Based Operations)と呼ばれる航空交通管理が実現するであろう。TBO とは、航空機同士の干渉や経済性等を考慮し、航空機の飛行軌道を予め調整、決定した上で、当該軌道上を定められた時間どおりに飛行するものであり、様々な施策の導入が必要となる。

研究長期ビジョンは、「空域の有効利用」(運航の安全性・信頼性向上)及び、「空域の有効利用」(空域運用の効率化)、「空港運用の効率化」、「航空交通システムの高度化に資する基盤技術」と大きく4 つのカテゴリーに分類し、現時点において研究開発を推し進めるべきであると思慮される要素技術について、主なものを下記のロードマップのとおりとりまとめた。

今回の見直しは、CARATS の進捗状況、2016 年9月発行のICAO GANP をはじめ、2018 年10 月のAN-Conf/13 の議論を参考に実施したものである。当研究所における実際の研究計画立案については、本長期ビジョンを参考にしつつ、航空交通システムを取り巻く状況の変化を考慮し、機動性かつ柔軟性を持ったものとする。研究活動を効率的に推進するために、産学官や航空交通分野の研究活動を実施している機関等とも連携し、効率的な研究活動を実施したい。大学や研究機関との共同研究の実施などを含めて連携を強化・拡大することにより、最大限の研究成果が得られるものと考える。



研究長期ビジョンのロードマップ
研究長期ビジョンのロードマップ
(報告書_別紙参照)

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