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先輩からのメッセージ 1

1

新しいチャレンジが
将来の貢献へ繋がる

監視通信領域 
井上 諭 
博士(環境学)


2
  実験設備製作の様子

3

3
 リモートタワー実験設備と
 実験の様子

私が所属している監視通信領域は、電波、電子機器、情報通信システムやそれらに関係する様々な技術を駆使して航空交通を支えるための仕組みについて研究開発を行っています。私は現在、リモート・デジタルタワーと呼ばれるシステムについて研究開発を担当しており、実用化を目指して業務に取り組んでいます。
学生時代は、学部では精密機械工学、また大学院の修士と博士課程ではマン・マシンシステムやインタフェースの分析や設計の研究に取り組みました。航空管制などの航空交通システムは、様々な技術の集合体ですので、大学で学んだことは基礎から応用まで色々な場面で役立ちます。例えば、私が学部時代に学んだ基礎的な材料力学の知識もシステムのハードウェア設計をするときには使う場面がありますし、現在研究しているシステムではディープラーニングを使った機能を開発していたりしますので、大学院で学んだ知識が役立ったりと、学生時代に学んだことは意外と役立つことも多くあり無駄になることはありません。
一方で、専門的な取り組みとしては、航空交通システムの研究として実験用航空機を使って自分たちの作った仕組みを検証したりもします。このようなことができるのは電子航法研究所ならではだと思います。

電子航法研究所は航空管制など航空交通システムに関わる研究機関ですので、様々なレベルで研究が行われます。基礎的な研究を自分で起こすこともありますし、研究が形になってくれば研究所内の様々な専門を持ったメンバーと協力しながらプロジェクトを進めることや、時には国内外の大学や機関と共同研究を行う機会もあります。また研究が成熟してくると実用化に向けて現場や行政機関と協力したり、日本の国産技術をメーカーの人たちと協力しながら技術を作り、国際的な競争の中で研究開発に取り組んだりもします。また、その知見や経験を以て国際標準化の会議等に参加して基準策定に関わることも業務としてあり、様々な経験ができることが魅力です。もちろん大変なこともありますが、興味を持って取り組めば楽しく充実したものになると思います。

研究所での研究活動や生活は、関係するチームのメンバーや上司と相談しながら、比較的自由に取り組むこともできます。若いうちはいろいろなことに興味を持って業務に向き合えば、楽しい経験もできると思います。 働き方も多様で、フレックスタイムや、最近はコロナ禍でのテレワークなどによってそれぞれの個人にあった形で進めることができる環境です。研究活動に没頭することもできると思いますが、最近の言葉で言えば、ワークライフバランスを考え、自分に合った働き方を見つけられる職場環境だと思います。

電子航法研究所で取り組んでいる研究は、普段の生活ではなかなか馴染みがないものかもしれませんが、航空交通システムを支えていくためにそれぞれ専門を持ったメンバーが様々な研究課題に取り組んでいます。電子航法研究所には研究を通して、重要な基幹インフラである航空交通システムへ関わる活躍の場があり、きっとあなたの専門や知識が活かせるチャンスがあります。興味をもってチャレンジ精神のある方々のご応募をお待ちしています。是非、一緒に楽しく働きましょう!

先輩からのメッセージ 2

伊藤研究員

空の世界の往来に、  
デジタル変革をもたらす

航空交通管理領域 
伊藤 恵理 
博士(工学)


伊藤写真2
 NASAの実証実験に参加し
 ました。

伊藤写真3
 東京国際(羽田)空港を模
 擬したシミュレーションに
 取り組んでいます。

「航空交通管理」、ひと言でいうと「空の交通整理」の世界は、劇的に変わりつつあります。コンピュータがますます高度な思考を持ち、管制官やパイロットなどの人間の知的作業を一部代替できるようになった時代に、空の往来をどのようにシステム化すればいいでしょうか? 研究すればするほど奥深くなる空の旅の舞台裏に魅せられて、研究を続けています。
大学院の博士課程では、航空機に搭載する将来の自動操縦システムを研究しました。電子航法研究所に入所してからは、航空機の自律飛行の先駆けとなるInterval Management(IM)という新しい運用方式の研究を進めてきました。これは、航空機に搭載する新しいアビオニクスを活用する自律飛行と、地上で管制官の意思決定を支援する自律知能システムを連携させる運用方式です。これらの研究成果は、学術論文にまとめるだけでなく、日本やASEAN地域での航空行政の施策決定や、国連の専門組織であるICAOの国際基準策定などにも役立てました。2021年度からは、大規模空港の安全で円滑な運用を目指した研究も実施しています。国内外の研究機関と協力し、産官学の連携により、データサイエンス、数理モデル、シミュレーション評価を組み合わせたシステム設計に取り組んでいます。

電子航法研究所は、国内外の研究・学術機関や企業と協働する機会が多く、在外派遣制度も充実しています。これまでに、米国のNASAや欧州のユーロコントロール実験研究所などで、実機による実証実験や管制シミュレーションに取り組むことができました。やる気があれば、キャリアの幅を大きく広げられる職場環境だと思います。

私たちの未来は、これまでの価値観では予測できない、変化に富んだものになると思います。航空交通管理の分野も、環境負荷の低減やデジタル変革の促進など、世界規模で取り組むべき課題がたくさんあります。変化を受け入れ、挑戦し、一緒に乗り越える仲間をお待ちしています!

先輩からのメッセージ 3

橋研究員

電離圏から切り拓く
高精度衛星測位  

航法システム領域 
橋 透 
博士(理学)


橋写真2


橋写真3

高度100 km以上の地球大気は一般的には宇宙空間と呼ばれますが、まだ地球の大気は残っています。この薄くなった地球大気は主に太陽から届く極端紫外線によって部分的に電離(分子や原子から電子が離れプラズマになる)されています。この領域のことを電離圏と呼びます。電離圏は”部分的”に大気が電離されているので、中性流体やプラズマでは見られない現象が発生します。オーロラはその一例で、とても美しい現象ですが、オーロラが発生した時には、電離圏はダイナミックに変化をしています。私は学生やポスドク時代に大型大気レーダーやレーザーレーダーを使って北極で電離圏を観測し、オーロラによって電離圏がどのように乱れるかという研究を行なってきました。
電離圏は科学的に興味深いだけでなく、社会的にも重要な領域です。人工衛星の電波を地上で受信する場合、電波は必ず電離圏を通過してきます。電離圏は電波を曲げたり、揺らぎを与えてしまうので、電離圏による影響を理解しておかないと、宇宙利用を高精度かつ安全に行うことできません。現在、私は衛星測位(GPSなど)に電離圏が与える影響を研究し、さらにはどのような影響が起こるかを予測する研究をしています。
私は、これまで、いくつかの研究所・大学で研究を行ない”科学的”な知識を増やしてきました(多分)。また、電子航法研究所着任1年目にはノルウェーのオスロ大学に留学する機会も与えてもらい、海外の研究者とも研究を行なってきました。電子航法研究所はこれまで得た知識や国際的コネクションを活かして航空航法に貢献する”実用化”の研究ができる研究所で、これまで行なってきた研究がどのように人々の役に立つのか現場で見られるのが非常に楽しみであり、やりがいだと思っています。

現在は、人工衛星がたくさん打ち上げられたり、宇宙旅行も企画されるなど宇宙利用が爆発的に加速しています。純粋に科学的興味を探究する研究も重要である一方で、科学的研究で得た知識を実用化する研究が益々重要になっています。電子航法研究所では、私の様な理学出身の研究者も受け入れており、間口が広い研究所です。また、これまでの研究からいきなり方向転換をするのではなく、これまでの研究も続けつつ、航空分野との研究と融合させる形で仕事を進めさせてくれることも電子航法研究所のいいところだと思っています。