空港滑走路異物監視システムおよびミリ波・テラヘルツ波技術に 関する国際ワークショップを開催しました
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所(所長:島津達行)は2022年(令和4年)11月9日に、仙台空港及び同空港に隣接する当所岩沼分室において、空港滑走路異物(FOD:Foreign Object Debris)監視システムおよびミリ波・テラヘルツ波技術に関する国際ワークショップを開催しました。
FOD監視システムは、空港滑走路上の異物を自動的に検知し、空港運用者に情報を提供する新しい監視システムです。当所がメーカーと共同で開発したFOD監視システムは、国内空港での実証実験を通じて世界トップレベルの検知性能を有することが確認されており、国内での実用化に向けて更なる研究開発を進めています。
FOD監視システムはマレーシア・クアラルンプール国際空港に海外展開され、海外でも実証実験が行われていますが、今回の国際ワークショップでは、同国の航空関係者5名、日本関係者5名が参加して、仙台空港内でのFOD監視システムの実験場視察や当所が開発した最新のFOD監視用ミリ波レーダについて意見交換を行ったほか、両国の最新の研究活動に関する発表等を行いました。
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