リモートタワー技術の研究開発において
令和3年度(公社)日本航空技術協会「会長賞」を受賞
令和4年8月29日
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所(所長:島津達行)井上 諭主幹研究員、ブラウン マーク上席研究員、角張 泰之主幹研究員は、「リモートタワー技術の研究開発」で (公社)日本航空技術協会において、企業・団体部門の研究・開発の部「会長賞」を受賞しました。
リモートタワー技術は、実際に飛行場の管制塔(タワー)にいる場合と同様に、管制塔における管制業務を効率的に支援するための仕組みで、欧米を中心に世界で研究開発が進められています。当研究所でも、ネットワークを通じて提供される飛行場からの安全状況の監視や映像のセンサ情報をもとに、管制塔における管制業務を効率的に支援するシステムを研究開発してきました。また、このシステムを用いて、センターのような集約した拠点から遠隔で制御できる効率的な管理、運用が期待できる将来のコンセプトの研究開発にも取り組んでいます。本活動による成果は、国内の空港での管制システムの整備などの航空行政や、国際的な標準規格文書の作成活動にも生かされています。